驚きの超粗大ゴミ

2019年08月23日(金) 18:01

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AMAZING BULKY WASTE
There is the so-called "Russian Woodpecker" within 10km from the atomic power plant in Chernobyl. It used to be completely hidden in the woods, though it's unbelievable. Although the frames are rusted, the radar parts are kept in white, which is pretty amazing. It is now such a super-bulky waste, which reminds us the foolishness of human beings.

Чорнобиль(チェルノブイリ)から10キロ圏内の森の中に、ソ連がおっ立てたOTHレーダー (水平線以遠を観測するレーダーシステム)、通称 “ロシアン・ウッドペッカー” が鎮座しておりました。

[1] 森の中に鎮座するレーダー [2] 見上げるとすごい大きさ [3] 大きさ伝わるかなー?

存在がアメリカにバレないように、地上のどこからも見えない立地を選び、森の中に巧みに隠してあったそうですが、原発事故のおかげでレーダー自体を使えなくなったうえに、事故処理目的で新設された道路からも見えるようになっちゃったそうです。使えなくなったし、ソ連も崩壊したし、今となっては見られても問題なしということなんだろうけど。

[4] 旦那が夢中になっとる [5] 造形としてはとても美しい [6] 錆びてないのもスゴイ

真下にたどり着き、見上げたときの驚きは凄まじかったです。ものすごい大きさでした。これがどこからも見えないようになっていたとか、にわかには信じられません。その驚きを象徴するかのように、旅先でほとんど写真を撮らない旦那がめっちゃ撮ってました。めずらしい光景。

もうひとつ驚いたのは、骨組みの錆びつきと比べてわかるように、レーダー部分?!がまったく錆びていないこと。真っ白を維持していてスゴイ。素材はなんなんだコレ? どんだけお金をかけたものなのかと考えると果てしないですね。そしてほとんど使われないままに超粗大ゴミと化していて、人間のすることって愚かだな……。チェルノブイリ原発と合わせてダブルで愚か。