HOBOでセルフチェックイン

2019年06月11日(火) 17:29

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, サインやUIの話, スウェーデン, リサーチャーの知恵袋, 泊まるコトコロ
SELF CHECK IN AT HOBO
We went through the self check-in system at Hobo Hotel in Stockholm, which went through very smoothly, even though the device looked relatively small compared to the one I interacted with in Tokyo. The room number was automatically sent to me by SMS, which was pretty Swedish, I thought. One negative of the process was that we had to ask the reception after all whether our booking included breakfast or not. If such extra communication could be assumed beforehand and related information could be offered during the interaction with the device, it would be even nicer.

Stockholm(ストックホルム)のお宿、中央駅からすぐのところにある Hobo Hotel にチェックインしようと思ったら、セルフチェックインできる雰囲気を醸し出している端末があったので、にこやかに声をかけてくれたフロントのお姉ちゃんにはお断りして、セルフでやってみました。

[1] 名前を検索してスタート [2] まずクレカで支払します [3] 部屋1026号室に決定

予約の名前で検索して、泊数を入力するとメールアドレスと電話番号を聞かれました。Hotels.com経由で予約しているので、連携してもらえればそれらの入力も必要ないはずだけど、とりあえず聞かれたので入力。すると「次はクレジットカードを準備せよ!」と指令が出て、「準備できたよ」ボタンを押すと、「端末にカードを挿入して、端末の指示どおりに支払いを済ませるべし!」と次の指令が出ます。で、クレカでの支払いが済んだら「はい、あなたの部屋は1026号室に決まりましたー」と言いつつ、「さっきの電話番号にショートメールで部屋番号を送っておいたからメモらなくても大丈夫だよ!」と教えてくれました(写真[3]の部屋番号の下の小さい文字)。おー、親切。さすがなんでもショートメール(SMS)の国だ。

[4] 次はカードキーをつくります [5] かたわらにあるカードを… [6] エンコーダーにかざすだけ

そして「次はカードキーを作ってね」と続きます。「カードを1枚用意しなされ」と言われるので、かたわらにあるカード(写真[5])を1枚取り、言われるとおりにエンコーダーにカードを置くと、サクッと鍵情報をカードに登録してくれて作業完了(写真[6])。もう1枚つくるかどうか聞いてくれるので、同じ要領でもう1枚つくって終わりです。

簡単でしたー。日本でも THE KNOT TOKYO Shinjuku などでセルフチェックイン機を見かけるようになってきたけれど、あのドデカイ機械と比べると、ここのは省スペースでした。日本のはなんであんなごっつい機械になってしまっているのか謎です。パスポートの読み取りが必要だから? そういえばここではパスポートの提示を求められませんでした。住んでいるからかな? うーん、そのへんはよくわかりませんが、とりあえずセルフチェックインのUIとナビゲーションはとてもよくできていました。日本のように、結局ホテルの人が張り付いて全部操作してくれちゃうようなこともなく放置してくれるのも快適笑。

ひとつ残念だったのは、朝食付きの予約だったかどうかを覚えていなくて、フローの中でも情報提示がなかったので、結局フロントのお姉さんに聞かないとならなかったこと。そのくらいのFAQ(よくある質問)はフローに上手に埋め込みたいですねー。