パラドールで締めくくり

2019年05月15日(水) 18:07

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, スペイン, リサーチャーの知恵袋, 食べるモノコト
LAST STAY AT A PARADOR
"Parador" is a hotel chain started by the government, aiming at maintaining the historical buildings and promoting local revitalization throughout the country. It seemed to be working really well, and we loved the view from the building which is standing on a bluff as it used to be a fortress. I also liked the device prepared for each table of the bar. It contained a button to call a waiter to place an order, and another button to ask a check. Both buttons are to call a waiter, but for a different purpose. Separate buttons perfectly make a sense. Good design, isn't it?

スペイン最後の夜は、Parador de Carmona(パラドール デ カルモナ)に泊まりました。

[1] 元要塞の強固な門の奥へ [2] パラドール デ カルモナに到着 [3] 最後の夜はパラドールです

Parador(パラドール)というのは、国が推進し、出資してきたホテルチェーンです。「日本で言うならかんぽの宿か……」と言ったのはわたしではなくて旦那ですので許してください笑。ちなみに、パラドールのほうがもう少し高級感があるし、運営もうまく行ってるっぽい。各地に残る歴史的な遺産を保全しつつ、地域活性化をすすめる足がかりとするという本来のねらいがきちんと機能している感じがしました。

わたし達が泊まったCarmona(カルモナ)のパラドールは、要塞だった建物が、全123部屋のホテルに生まれ変わったものです。建物の向こう側は断崖絶壁に近く、つまりスゴイ景色が広がっていました。この見晴らしで攻め込む敵を見逃したとしたらアホですわ。要塞としても、かつてはきっちり機能していたことでしょう。

[4] 部屋の向こうにこの景色 [5] テラスでウェルカムビール [6] ウェイター呼び出しボタン

そんな景色を眺めながらテラスでいただいたウェルカムビールがとっても美味しかった。そして、各テーブルにあったウェイターさん呼び出しボタン(写真[6])が秀逸でした。注文したいからウェイターカモン!のボタンと、お金払って帰りたいからチェックプリーズ!のボタンが別々になっているっていうのは利用状況を踏まえて考えられたすばらしいデザインだと思う。感心。