jojoカードと緑のバス

2018年10月18日(木) 17:29

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JOJO CARD TO RIDE ON A GREEN BUS
jojo card is a must to have in Skåne to ride on a bus, as no cash is accepted. But the terminal on the bus doesn't tell the balance, so you need to get off the bus to find a convenience store or a station nearby to charge when you have enough amount left on the card. Download an app to avoid such a situation, but you need a mobile number and a credit card to make the app to work. I input my husband's mobile number once, which troubled him. Okay, charge plenty amount on the card could be easiest for a traveller or a tentative resident.

日本のSuicaやPASMOに相当する交通系ICカードがMalmöやLundにもありまして、jojoカード(ヨヨカード)と言います。スウェーデン南部一帯、Skåne(スコーネ)地方全域で使えるらしい。そしてバスは現金不可。jojoカードがないとバスに乗れません、観光客も含めて。さすがキャッシュレス先進国。

しかし困ったことに、バスに乗って端末にjojoカードをタッチすると、残高があればピッ!という音がなってすんなり乗車できるのですが、残高が足りないと読めないスウェーデン語のエラーメッセージが出るだけで、残高を確認できない……。来た当初、そんな残高不足によるエラーに直面しまして、困ったな~と思っていたら運ちゃんが乗っていいよって乗せてくれたけど、この残高をその場で確認できないというのはとても困る。ちなみにその場でチャージすることもできないし、バス停にチャージ機があるわけでもない。チャージはコンビニのレジとか、駅の券売機とかを使います。そして東京のように、交差点に2つも3つもコンビニがあるわけではありません。

そんな不便を解消するにはアプリですね。アプリです。もうすべてがアプリですよ。で、専用のアプリをダウンロードして、クレカ情報を登録しておけば、その場での追加チャージもできるし、そう!日本のモバイルSuicaと同じように緑のバスに楽々乗り降りできるようになるわけです。で、アプリを使えるようにするために必要なのが電話番号とクレカ番号。スウェーデンに来た当初、電話なんて誰からもかかってこないし、旦那には会社支給の携帯電話があるし、うん、要らない!ってことで一番安値で買えるSIMカードを差してネット接続だけしていたのですが、バスのアプリを使えない問題に直面して二ヶ月目から電話番号ももらえるプランにアップグレードしたのでした。これはつまり、海外から来た観光客はアプリを使えないということではないか……。

ちなみに、旦那の携帯番号を使って登録してみたら、旦那のほうが使えなくなってエライことでした。電話番号と一対一対応ですよね、そうですよね。結局、jojoカードにチャージして使うのがなんだかんだ言って楽な気がしなくもないけど、黄色いバスではそうはいかないという話につづく。