ルンド大聖堂

2018年08月13日(月) 16:50

ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン
LUND'S CATHEDRAL
The post most popular destination in Lund for tourists is not a bookstore, but the cathedral. It was built in the Middle Ages, and its oldest parts are believed to be from 1085. In that age, the ruler of the land, Finn the Giant, was afraid of the influence by the Christianity, like Nobunaga and Hideyoshi in the Sengoku period of Japan. Finn tried to shake the cathedral down, but failed and became a stone that is seen in the crypt of the cathedral, though it was too dark for me to see it.

はじめてLund(ルンド)に行った人は真っ先に本屋へ向かったりはしない。ふつう。多くの人が目指すのは、由緒ただしいルンド大聖堂である。中世に建てられたロマネスク様式の荘厳な佇まいがとても魅力的な街のシンボル。もっとも古い部分は1085年の建造だそうです。こういうシンボルが街にあるのってヨーロッパらしくて良い。Malmöにはそれがいまいちないのだよ。一番のシンボルは Turning Torso だもの。ちょっとモダン過ぎる。

[1] 切ったら収まらなかった… [2] 見上げても尖塔は見えず [3] このアートは少しコワイ…

日本でも、信長や秀吉がキリスト教の広まりを恐れ、それを禁じたことがあったのと同じように、ここスウェーデンでも昔、巨人が国中を闊歩していたとされる時代に、フィンという名の巨人がキリスト教の侵入を恐れ、教会を揺すり倒そうとしたけれどどうにもできなくて諦めて、柱にしがみついたまま石になってしまったとかいう伝説がありまして、その石になったフィンが今でも地下室にいるって言うので見に行ってみたけど暗くてよくわからなかった笑。でも、フィンの奥さんと子どもの石像のほうはわかりやすい感じ(後から付け足したものなのではないかと疑いたくなる感じ笑)で柱にしがみついておられました(写真[4])。

[4] フィンの妻と子どもの像 [5] いろんな天使様がいました [6] 椅子の木彫りがカワイイ

派手なステンドグラスはないけれど、あちこちの銅像や木彫りやらが実に独特な雰囲気でステキでした。隣接のForumというところを見る時間がなかったし、14世紀から時を刻み続けているらしき天文時計も、観光客が群がっていたのであまり近づけずパスしてきてしまったので、もう一度は絶対に行かなければならないのだった。本屋と大聖堂だけ見て帰ってくるなんて…。ついあくせく全部見て回りたくなってしまう海外旅行とは違う、このゆったり余裕の観光ペースが実に良いです。急いで見過ぎちゃうと、長い冬にすることなくなるっていう心配がわたしのペースをゆっくりにしてくれていますね、確実に。