Jalla Jalla – Falafel

2018年08月07日(火) 16:04

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Foods in Sweden, Skåne, スウェーデン, 食べるモノコト
JALLA JALLA
Let's try a falafel in the self-elected capital of falafel in Sweden! As some students pointed out in the design project, the falafel came with many wastes, though the food itself was delicious and convenient. Because the sauce and mayonnaise are jumping out, it could be pretty hard to give up a plastic bag to take out. Some innovation is required here!

地元っ子が、“Malmö is self-elected capital of falafel in Sweden”と言って憚らないほど大人気らしきFalafel(ファラフェル)を食べてみました。

ファラフェルというのは、ひよこ豆のコロッケやそれを挟んだサンドイッチやロールのことで、中近東の国々がオリジナルのようです。スウェーデンには中近東からの移民が多く、彼らが持ち込んだファラフェルは安価なこともあり、学生の多いMalmö(マルメ)やLund(ルンド)では大人気のファストフードとして根づいています。Form/Design Centerで拝見した展示にあったとある学生の研究によると、スウェーデンに最初のファラフェル屋がオープンしたのは1985年で場所はLund。学生の街です。1988年にMalmöにもお店ができて、以来Malmöには常時、30軒から60軒のお店あるそうです。ちゃんとデスクリサーチもしていてエライぞ笑。そんな学生の姿勢にならって、わたしもファラフェルなる食べ物がどんなものかを自分で確認すべくお店へ。

で、あちこちにお店があってどれに行けばいいものかと迷っていたら、旦那の同僚さんがおススメくれました。しかも近所。Jalla Jallaです。作るところもバッチリ観察してきました。たっぷりとマヨネーズを敷いた生地の上にファラフェルの揚げ立てコロッケを4つ(も!)ポンポンポンポンと置いて、上からギュッと押しつぶします。「ケバブもだったよね?」と言って、お肉をどさどさとのせた後、「野菜は全部のっけていいかい?」なんて言いながら、レタスやキュウリやトマトや玉ねぎをどしどし置いていき、最後に「チリソースはかけていい?」と言って、こちらがうなづくや否やドバーってかける。結果的に全部載せ+ケバブのファラフェルロール出来あがり。なんかスゴイボリュームのランチ完成です。

[1] すごい手際で作っていく [2] 確かにたくさんのゴミを出す [3] そしてこのボリューム

ホテルに戻ってゆっくり食べようということでテイクアウト。学生が指摘していたように、紙で巻きあげたファラフェルをビニールに入れて、数枚の紙ナプキンと一緒にさらに持ち運び用のビニール袋に入れてくれるものだからゴミは出ますね、かなり。まずはそのゴミを減らすところから考えようという提案は、安易ではあるけれど、第一歩としては妥当なものであることがわかる。3件あった発表のうちのひとつはさらに、店舗との共同研究に持ち込んでロールの生地を作る過程から改善していこうじゃないか!という提案になっていてそれはなかなかだったかな。でも実際に食べてみると、だくだくのソースが大暴れするので持ち運び中に絶対にもれてくることはないという確証が得られないとビニール袋を断るのは厳しいな。実用化できる改善案を出すのはけっこう大変そう。


Restaurant in Malmö: Jalla Jall