布団には表裏がある

2018年07月21日(土) 16:35

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FUTON HAS FRONT AND BACK
The tag shows an illustration of human body silhouette which is super useful to avoid putting the futon (Japanese mattress) wrong way up. I really liked it as I didn’t want to face down onto the part where someone else feet were there last time. I was, however, too excited to read the text above the illustration, and forgot to take account of that futon has front and back. I believe there is something to improve the tag to make it work properly, but how?

少し前の話ですけども、旦那の実家@山口にお邪魔してきました。嫁なのでね、布団くらいは自分で敷きます、当然。とか言いつつ、義母や義妹が敷いてくれてしまうことも多いのですが、今回は自分たちで敷きましたともさ。

で、お布団の端っこに写真[3]のようなタグが付いていることに気付いて感激したけど、実は間違えていた話。

[1] 実家でお布団を敷きました [2] 何やらタグ発見! [3] ヒト型わかりやすい!でも…

わたしは枕を使わない人なので、旅館や人さまのお宅でお布団をお借りするときには、敷く向きがとっても気になるのです。だって、前に使った人と上下逆さまに敷いたら、誰かが足をすりすりしたところに顔を突っ伏して寝るってことになるですよ。イヤですよ。シーツも敷くし、枕の代わりにタオルも敷いて寝ますけど、それでもやっぱりちょっとイヤです。

でもこんな風に、タグがある方を足側にするんですよ…というお達しがあれば、布団を敷く人が上下を逆にしてしまう可能性は低くなる…はず。これは嬉しい。

ところがわたし達のように、タグの存在に感激するだけで、しっかりと読まないうっかり者の存在を加味すると、まだ改善の余地があるかもです。というのは、タグに描かれているヒト型を見て、「上下がはっきり分かりやすい!」と喜び勇んで写真[1]のように布団を敷いて、シーツ被せて、すっかりいい気分で寝てしまったのでした。

しかし布団には“上下”だけではなく“表裏”がある…。タグにはしっかりと、「品質表示が足元右側にくるように」と書かれていたけれど、ブログに書こうと写真を見直したときに初めて読みました笑。このタグが左右の反対側にある状態が正解の敷き方なのだった。つまり表裏を間違えました。

そして日を改めて山口再訪。急いでタグの確認へ笑。

[1] 正しく布団を敷いたところ [2] この向きでもタグが見やすい [3] タグの裏には表示なし

淵の縫い方の都合で、タグをこういう感じで挟むしかなくて、結果的にタグが左右のどちらに来ても案外に見やすくなってしまっているのだった。改めて確認するまでは、タグの裏面を裏面だとはっきり分かるようにしておけば、「こっちは裏か…。表はどうなってるのかな?」という具合に表を確認する行動を上手に誘導できて、その流れで情報を適切に読み取ってもらえるデザインになるのではないかと思ったのだけれど、裏は裏だってはっきり分かるデザインになっていても効果はなかったということでして笑。せっかくのタグが適切に機能するようにしたい! さて、どんな改善策がありますかねー?