2017年12月の読書記録

2018年01月25日(木) 17:01

本&映画の紹介

1月もすでに下旬である。なのに12月の読書記録を今さら。と、その前に去年の読書冊数を読書メーターさんにカウントしてもらいましたところ、毎月10冊前後を12ヶ月で合計ピッタリ120冊ですのよ。素晴らしい。

読んだ本の数:120
読んだページ数:31310
ナイス数:785

 

そして2017年最後の月は、1冊目があまりにヘビーだったので出だしで躓いた感がありますが、やっと【自分で一万円選書】が完結。思ったよりも時間がかかりました。12月のおすすめは『あるかしら書店』と『観察の練習』。どちらもとても素敵な本でした。しかし、ともに現在手元にないという…。買わないと。1月の仕事に備えた予習本があったり、城崎温泉三部作があったり、結構バラエティに富んでいます。でもなんかもう少し、一年の締めくくりに相応しい何かが欲しかったような気が今さらしていますが、片桐はいりさん、好きです。では、2018年もたくさん読もー。

読んだ本の数:12
読んだページ数:2251
ナイス数:60

 

脳はいいかげんにできている: その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ (河出文庫)脳はいいかげんにできている: その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ (河出文庫)
【自分で一万円選書⑫】いわた書店で買ってきた12/12冊目。やっと最後の一冊。重かった。タイトルどおり、人間の脳の作りは案外適当でして…という話を、著者も訳者も頑張って噛み砕いて説明してくれているのだけど、如何せん難しすぎる。シナプスとかニューロンとか完全にお手上げでした笑。でも、p.340にある図9-2が、著者も書いているとおり完璧な要約になっていて、これが超絶わかりやすい! この図が手に入っただけで、本書を買って良かったと思えるレベル。人間が神を求めるのも脳の進化上の制約に由来するとはね。
読了日:12月03日 著者:デイヴィッド・J. リンデン


あるかしら書店あるかしら書店
立ち読みしちゃってゴメンナサイ。しかも二回も。二回も読むくらいなら買えよ笑。それにしても楽しかった。“本のつつみかた 麻ひも 酔っ払い用”で軽く吹き出して、読書サポートロボやカバー変更器のあたりで欲しいぞ!と思い、お墓の中の本棚は素敵だなーってワクワクして、でも世界一周読書の旅は嫌だな、普通の旅がいいなって思って、“大ヒットしてほしかった本”でふむふむってなった。思い起こすだけでニヤけるレベルなので、やっぱり買うことにしようと今、思ったその勢いでポチッとな。
読了日:12月05日 著者:ヨシタケ シンスケ


判断のデザイン (TEDブックス)判断のデザイン (TEDブックス)
セミナーで紹介する本たちをそろそろ入れ替えたいなーと、実は半年くらい前から思っていて、そしてまったく入れ替えられないままに今年が終わろうとしている…。そんな反省はともかく、日常生活の中で観察したことを、デザイナーがどう解釈して、装丁デザインへつなげているのか、その技をわかりやすく言語化してくれていてなかなかにオススメの本書。ただなー、彼が提唱する“不可解度メーター”がなにげにわかりにくいというところが難点であった。悩ましい。
読了日:12月10日 著者:チップ・キッド


観察の練習観察の練習
これはイイ本です。昔ブログに書いたネタとかもいくつか出てきて、私の日々の観察練習まちがってなかったぞって自信を持てました。こういう練習を積むことで、リサーチやデザインのための基礎力がジワジワと付いていくのだよってことを伝えるための良い参考書になる。次回のセミナー(来年予定ないけども…笑)からおすすめ書籍としてラインナップすることにします!
読了日:12月17日 著者:菅 俊一


走れメロス (新潮文庫)走れメロス (新潮文庫)
敬遠せずまずは手に取ってみろ!読まず嫌いはもったいない!という目隠し書評に惹かれて開いたらメロスでしたとさ。わはは。とりあえずメロス、途中でいったい何度挫けそうになるんだ…。いやその前に、何度寝過ごすんだ! それにセリヌンティウス、なぜすんなり人質になれるんだ。君には家族はいないのか! とか、昔読んだときにもツッコミどころが満載すぎて入り込めなかったことを思い出しました。それ以上に、『富嶽百景』と『東京八景』がしんみりいい感じ。太宰さん青森のお人やったのね。
読了日:12月21日 著者:太宰 治


ポートランド 世界で一番住みたい街をつくるポートランド 世界で一番住みたい街をつくる
来年関わるかもしれない“この街の将来をなんとかしよう”的プロジェクトのための予習。ポートランドの場合は行政がしっかりしていること、その規模と成り立ちが幸いしてか住民の“俺も混ぜろ!”感が強いこと、一度ダメ街にしてしまった経験から同じ轍を踏むまいと思う強い力が街全体にみなぎっていること、なんかが大きい気がする。私企業の鶴の一声や商業主義に頼るよりも、住民の想いがしっかりと共有される土壌づくりが街の再生には重要なのかもしれないなー、ということで参考になったような、まったく方向性が違うような微妙な読後感。
読了日:12月23日 著者:山崎 満広


城崎へかえる城崎へかえる
城崎にて読了。母と娘の、城崎の思い出に想いを馳せながら、母上の嘘上等精神にむしろ癒される。私も、志賀直哉は盛ったと思う。電車にはねられて、温泉で治るわけなし。さて、我々もカニを食べに行くとしよう。
読了日:12月26日 著者:湊かなえ


城の崎にて/注釈・城の崎にて城の崎にて/注釈・城の崎にて
城崎にて、読了。ちっこい装丁、とても読みにくいけど、まぁこのボリュームだからこその遊び。志賀直哉の山手線にひかれた下りはどう考えても盛ってるだろ?と思ったが、記録的には本当にひかれてるってことらしい。それにしても彼はあちこち転居を繰り返していて楽しそう。観て、描く。観察眼も描写の筆致も本当にスゴイ。天才ってこんな感じよね。とりあえず、城崎温泉に三週間とか、うらやましす。我々、二泊三日で明日かえります。
読了日:12月26日 著者:志賀 直哉/解説・江口 宏志/装丁・尾原 史和/NPO法人 本と温泉


城崎裁判城崎裁判
城崎にて、読了。志賀直哉の『城の崎にて』を読んでいないと楽しみ半減の物語と思われます。まさか、志賀直哉の罪を今を生きる作家が責められることになろうとは…って話。しかもイモリに笑。でもそれを乗り越えれば書けるようになるってよ。とりあえず、桂小五郎登場のあたりで笑うわ。笑わずにはいられない。あと、一の湯に行くのが怖くなる笑。
読了日:12月26日 著者:著者・万城目 学/編集・BACH/装丁・長嶋りかこ/NPO法人 本と温泉


ヘヴンヘヴン
『きみは赤ちゃん』がステキだったので、同著者の小説に挑戦してみたところ、期待と違う感じで震えた…。イジメってツライわ。継母がステキな人で、でも彼女も大変そうで、生きるってツライわぁ、って思わざるを得ない厳しい物語だった。教師とか、父親とかがダメ過ぎて、そういう描かれ方もツライな…とか思った。この物語は、何を伝えたかったのだろう? わたしは何を受け止めればよかったのだろう? 完全に消化不良。年末にコレは間違えたかも笑
読了日:12月27日 著者:川上 未映子


書けばわかる! わが家にピッタリな保険の選び方書けばわかる! わが家にピッタリな保険の選び方
年明けの保険関連リサーチに先駆けてのお勉強本。ついでに何をどう計算すれば保険の必要性があるかを確認できるのか、あるとなった場合に、何保険を検討すべきなのか、素人がどんなところで悩み躓きプロに相談したくなってしまうのか、そこいらをざっと把握できました。子どものいない夫婦は保険入らず貯金が基本。うちの方針は正解でした。皆さんも、一度しっかり見直して、保険に無駄金払ってないか、逃げずに考えましょう!
読了日:12月27日 著者:末永 健


グアテマラの弟 (幻冬舎文庫)グアテマラの弟 (幻冬舎文庫)
テクノロジーの進化が、不仲だった家族のコミュニケーションを変え、姉と弟だけではなく、親と子とその嫁とその子の素敵な絆を強くしてくれたという物語…が主旨ではないけど、そんな逸話が横たわる片桐はいりさんの旅行記でした。それにしてもグアテマラ、行きたいなー。この本を読みました!って言えば、弟さん一家が現地で面倒みてくれそうだ。いや、そんな図々しいことはしないけど、ちょっとご挨拶に寄りたいわ、と思わせてくれる素敵な家族が地球の裏側にいるようです。
読了日:12月30日 著者:片桐 はいり