伊根の舟屋
2018年01月24日(水) 16:06
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 京都, 泊まるコトコロ, 食べるモノコト- FUNAYA HOUSE INN IN INE
- Some of the large cluster of traditional fishermen houses located in the Ine area, the northern part of Kyoto prefecture, have been renovated to be a relaxing guest house. It's originally built right on the edge of the water with some room to park a small boat under the house on the first floor. The inn we chose provided all the rooms on the second floor for guests, and more surprisingly there was a bath with hot springs at the window, great view. You have to book a restaurant nearby for dinner, and we enjoyed the traditional pressed sushi and a sea bream grilled whole in spite of some nasty attitude of the landlady.
城崎温泉の次は天橋立を経て伊根の舟屋へ。久美浜の西と東へ行ったり来たり笑。しかし程よい距離にいろいろあって、このルートは何気にお勧めですぞ。
お宿は舟屋 雅。舟屋の並ぶ伊根湾から少し先にいったところにある奥伊根温泉の旅館が経営する一日一組限定の宿です。1階はカフェになっていて、宿泊スペースは2階。窓際に温泉を引き入れた半露天風呂があって、これは嬉しい驚きでした。舟屋の宿で温泉を引いているのはここだけらしい。
こういう古民家改造型の宿、すごく好きなんだけど、行くたびに反省するのは冬は寒いってこと笑。この日は雪が舞い散るほどだったので、温まりきっていない客室は冷え冷えとしていました…。城崎温泉の素泊まり宿と同じで、食事は伊根のお食事処を利用してくださいね!という決まりなので、真っ暗になった雪道をてくてく歩いてご飯を食べに行く。すると、口コミどおり「客がこなけりゃ早く上がれるのに…」という気持ちを前面に醸し出しつつ接客するおばちゃん。コワイ。「焼き魚って何を焼いてくれるんですか?」と聞けば「できますけど、魚は選べませんよ」と返ってくる。誰も選びたいとは言ってないし、ちょっと厨房に行って、今日仕入れた魚を見てきて教えてくれればいいのに、「選べません」の一点張り。宿の女将が「予約の時間に遅れないように注意してくださいね」とさりげなく言ってくれたのは、そこでラポール形成しくじると食事を楽しむのは難しくなりますよ、というお達しだったのだと行ってはっきり分かったわ。ちなみに、負けじと注文した焼き魚は鯛の尾頭付きでした。ここまでカニ三昧だったので、違う海の幸が食べられて普通に満足。美味しかったし。あとご当地名物のへしこ寿司もいただきましたが、お二人様に八貫は多かった…。翌朝、朝ごはんを用意してくれたおばちゃんに二人で八貫も食べたと言ったら、それは塩分の取り過ぎだと言われた笑。ついでに“へしこ寿司”の由来を聞いてみたら、“漬け込む”ことを、このあたりでは“へしこむ(圧し込む)”と言うそうで、そこに由来するのだとか。へー。
追い立てられる前にとっとと食事を終えて帰路につき、また温泉に入って、まったりして、ぐっすりおやすみしました。舟屋の宿、コスパ良いと思います。夏は海に飛び込んで遊んだりもできて楽しそう。あと、町にもう少し気楽に寄れるお食事処が増えるともっと良いですけどねー。