HCD広めたい人Meetup

2017年07月11日(火) 15:14

UXいろいろ, イベントの話, リサーチャーの知恵袋
MEETUP FOR HCD EVANGELISTS
I attended a meetup for HCD evangelists organized by HCD-Net last night, and I renewed my awareness of the difficulty for myself to be a corporate employee. Most lightning talks were how in-house HCD evangelists have been working to educate the corporate itself and their co-workers the importance of HCD cycle, and their approaches are pretty similar. The biggest take-away for me was the importance of the event title. If the title clearly said it would be a meetup for in-house HCD evangelists, I wouldn't have been there. The second take-away was the difficulty of collecting true intentions via questionnaire. What a mental pressure to be expected to fill out the open questions within such a short period of time right after the event. I want to rewrite or add some more comments!

昨日、HCD-Net主催の『HCD広めたい人Meetup』というイベントに参加してみました。専門家ではないどころか、非会員ですのでコソーリと。

企業人の皆さんのお悩みは、社内でHCDをいかに知ってもらうか、いかに浸透させるか、いかに根付かせるかというところに集約されるわけで、そのお悩みに対してうちではこんな取り組みしています、こんなんやってみました、こんなアプローチが効果的ですよ、という話が続くことになる。のは行く前から想像ついていたし、やっぱりそうかという感じでした。分かる分かる、と共感し合うことは大きな目的の一つで、うちでもやってみよう!と活動が広がっていけば主催者としては御の字と。で、私はフリーランサーで完全アウェイなので共感できないというただそれだけ。最近あらためてよく思うのだけど、やっぱり私にサラリーマンは無理だと。皆さんが各社で根気よく活動しています!という話を聞いて、自分のリーマン無理度の高さを再認識しました(笑)。

ただなんとなく『HCD広めたい人Meetup』というタイトルから、HCDを“社会に”広げたい人の集まりと想像して当初申し込んだんですよね。もちろん各社がHCD当たり前になっていけば自ずと社会全体がそうなっていくことを期待できるわけだから、こういう草の根レベルの社内活動は大事。昨日は、HCDを“社内に”広げたい人が“社内で”何をやってるかという状況共有が多かったので、少し物足りなく思ったわけです。だから、大学教育ではどうなっているのかとか、会社という垣根を超えた活動としてどんな動きがあるのかとか、そういった辺りの話を期待していた自分がいたのだということを途中でぼんやりと内省したり。ならそういう話題を車座トークで投げかければ良いだろう、と思われるかもしれないが、企業人の皆さんが話したいのはそういうことではないだろう…とか考えてしまって、遠慮してしまうという性格なのだ。いや、どちらかと言うと、先頭に立って旗を振るのがイヤだから逃げてしまうと言うほうが正しいかな。お気づきの方は少ないと思いますが、私、かなり遠慮しいしい生きてます…(ホントだって)。

そして昨日一番の学びは、イベントやセミナーってやっぱりタイトルが大事だ!と(笑)。W田さんのライトニングトークにありましたけど、人が持つ“イメージ”は十人十色なので、きちんと確かめないとダメですよ…というHCD啓蒙活動の一つに通じるわぃ。セミナー全体にしても、トークひとつにしても、受け手がタイトルからどんな内容を想像して、その場に臨むのかまで想像して内容を整えられるようにならないと、アンケートで手厳しい評価を受け続けて、凹み続けることになるわけです。あー、胃が痛い。

さらに学びの2つ目。いつもアンケート書いてくださーい!とお願いする立場なので、久しぶりに書く側にまわってみたら、何か書かなくちゃプレッシャーが果てしなく高い…。そして急いで絞り出して書いた内容は大した事ない。というか真意を伝えられる内容にはなってない。その場で書いてもらうのが回収率をあげるためには一番なのだろうけど、真意を回収するにはその場で提出のアンケートはやっぱり無理だな、と。後から書き直したり、書き足したりできるような枠組みを作れると良さそうです。その代わりに懇親会だ!というのも有効手段ではありますけどね。

とりあえず、セミナー当日の連絡手段は提供して欲しいとか、入館で手間取ったオバサンは思った。飲み物の中にビールがあって嬉しかった。発泡酒と第三のビールオンリーだったりすると残念すぎる。でも、ぬるかった。しかしお土産にどうぞと言われて、遠慮なく3本も鞄に入れたのは私です。運営の皆さん、お疲れ様でした。またそのうちにお会いしましょう。