ななつ星~お食事編①

2017年06月22日(木) 17:56

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SEVEN STARS DINING EXPERIENCE 1
Dishes to be served on Seven Stars would be the main interest for such a luxury train travel, as there is nothing more to do while traveling. The lunch on the first day was full of beautiful dishes with produce grown in Kyusyu district. The dinner was a French full-course. We requested beforehand an assorted selections of cheese instead of sweets, as we were sure of keeping drinking alcohol, and the chefs did their very best to meet our expectations. The performance of 5 chefs in such a tiny kitchen on a swinging train was just superb.

豪華寝台列車の旅でのお楽しみと言えば、食事。というか、それしかないと言っても過言ではありません(笑)。午前9:58に博多駅を出発した我々は、11:00から一度目のお食事を堪能します。九州各県の自慢の食材を使った前菜に始まり、凌ぎに五島うどん、メインには白身魚の葛あんです(写真[1][2][3])。初日のランチは早いからね!と伝えておいたのに、朝ご飯をたっぷり食べた旦那は、すでに反省モード。

[1] 初日ランチの美しい前菜 [2] 凌ぎの五島うどん [3] メインに白身魚の葛あん

晩ご飯はフランス料理のフルコースでした。長崎産黒鮑と車海老の菜園家風、長崎産伊勢海老のブイヨン煮と うにのリゾット、長崎産和牛ヒレ肉の網焼き 3種ソース添え(写真[4][5][6])。この後、フランス料理だって言ってるのにシェフが強引に盛り込んだ(というストーリーになっているらしき)長崎プライドの皿うどんへと続きました。ランチの後、ちょっと佐世保の町を散歩しただけで、ほとんど身体を動かしていないというのにこのボリュームです。列車の旅は太るねコレ。

[4] 黒鮑と車海老の菜園家風 [5] 伊勢海老のブイヨン煮など [6] 和牛ヒレ肉の網焼き

とか言いつつ、私たちのお部屋は6両目。食堂車は1両目または2両目ということで、毎回揺れる車内をかなーり歩く羽目になるのは結構大変でした。他のお客様に比べたら身体を動かしている方なのです。なんとなくの予想ですが、若者(あくまでも相対的に笑)かつ健康体の私たちは、安い方のお部屋の一番端っこ、つまり食堂車へ行こうと思ったら一番歩かなければならない部屋にアサインされたと思われる。まー、全体最適を考えたらそうなるわ。よって不満はありません。でも、面倒は面倒なので、1号車までお茶飲みに行こう!とか、マジック見に行こう!とかにはならず、夕食後はただひたすらに部屋でビールを空けることになりました(笑)。

食事の話に戻ります。今回私たちが唯一わがままを言ったところ。夕食後のデザートの代わりにチーズにしてもらえませんか? デザート食べられないわけではないけれど、別に食べたいわけでもない。酒飲みの多くはそう思っていると思う。事前のヒアリングで、食事に限らず何かご要望はないかと何度も聞かれたので、それならば…と言ってみたら、快く応じてくださり、そしてご用意くださったチーズ5種(写真[7])が、例外なくすべてとても美味しかった! もうお腹いっぱいだと言っていた旦那もモリモリ食べておりました。私の分まで食べてたわ。そんな様子を見てかどうかはわかりませんが、果物もいかがですか?とお持ちくださったイチジクも美味しかったです。ちなみに、ななつ星のシェフ5人、揺れる車内のこんな狭い厨房でこれだけのお料理を出してくださるのー(写真[9])。プロの技に衝撃を受けました。ななつ星のサービスを支える大黒柱はこのシェフ達です。断言。

[7] 特注のチーズ盛り合わせ! [8] フルーツもサービスいただく [9] 狭くて揺れる厨房に5人