応援naviでマラソン応援

2017年04月28日(金) 15:14

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 長野, 福岡, サインやUIの話
APP TO ENCOURAGE MARATHON RUNNERS
"Ouen navi" is a specific smartphone app to be used to encourage marathon runnners like my husband. Once the runner is registered with his competition number, his current location is provided on a map, which also tells the overall race map. Based on the time passing each breakpoint, 5km, 10km, and so on, the app predicts the time to finish, too. There is still some room for improvement from an enthusiastic user's point of view. The location of pacers and the degree of clusters even vaguely would be a big help to pinpoint a specific runner among others. It turns out to be useless for the first 5 to 10 kilometers, because the app is not able to provide any data, as it doesn't have any data till the runner passes through the 5 kilo breakpoint. The UI should tell so, at least. As long as my husband keeps running, I would keep relying on the app, so any improvement would be more than welcome.

2月の北九州マラソン、そして先週の長野マラソンと二回に渡りまして、“応援navi”というアプリを使ってマラソン応援してみました。

以前は、Googleマップでコースと応援予定場所を確認し、Find My iPhoneで旦那のスマホを追跡し、FacebookとRunmeterのコメント読み上げ機能を使ってこっちの場所を連絡して、ってやっていたのですごく大変だった。そこまでやるか?!って感じ(笑)。近頃は、大会の公式サイトが5キロ10キロなど区切りのイイ距離で通過タイムを共有してくれるようになったため、それを見て、予定よりもどのくらい早いとか遅いとかを計算に入れられるようになりました。おかげで待ちぼうけしたり、見つけ逃したりすることも減ってきました。

[1] 10キロ通過時の予想タイム [2] 目標のサブ3ならず~ [3] 1085番、ゴールしましたー

で、応援naviです。これを使えば、コースの確認と旦那の(ほぼ)現在地と、さらに各地点(5キロ刻み)の通過タイムに加えて、ゴールタイム予想までしてくれるというからいっぺんに楽ちんになったのだー。こちらの場所を連絡する苦労は相変わらずですが…。北九州マラソンでは、そんなこちらの居場所連絡を書くとこ間違えて、結局最初の一回しか読み上げられていなかったという…。結果的に、わたしの応援など気にも留めずに無心で走り続けた結果、自己ベストを更新しての3時間1分32秒。10キロ通過後の予想タイムは、2時間53分43秒で、目標サブ3に6分も貯金がある!といういいペースでしたが、いつも通り後半遅れていきまして、目標まで1分32秒及ばず。アプリで見ると、スタートからちょうど3時間となる正午の時点で、残りはあと300メートルといったところでしたね~(写真[2])。惜しかつた。

応援naviのおかげで本当に一気に応援が楽になったのですが、ユーザーは欲深い。いくつか要望があります(笑)。まずペースランナーの位置をデフォルトで表示してほしい。サブ3目標で走る人、サブ3.5、サブ4と人それぞれ目標はいろいろだと思いますが、ペースランナーさんを頼りに走っている人たくさん見かけます。うちの旦那はあまり気にせず自分のペースな人ですが、応援する側からすると、(大会にもよるのだと思いますが)頭に風船をつけて走ってくれているペースランナーさんは”そろそろ来るぞ”の目安としてすごく助かるのだ。ペースランナーよりも前にいるのか、後ろにいるのかを知りたい。

それから、ランナー混雑具合をモヤッとでもいいので、なんらかの形で見せてほしい。塊の中にいるのを探すべきなのか、塊から外れたところを探すべきなのかがわかるとこれまた助かる。

あとこれが一番難しいかもしれないけれど、道のどの辺りを走っているのかが知りたい。歩道寄りなのか、車道寄りなのか。ちょっとした道幅なんだけど、すごいスピードで走って来るから、ふとスマホに視線を落とした隙に、サーって前を通り過ぎちゃうことが結構あるのだ。そんな応援者の残念をなくすために、応援naviの進化を求む。

[4] 15分後もまだスタート地点? [5] 5キロ通過時の予想タイム [6] 暑さでやられたようです

でもって長野マラソン。先に書いたとおりバス移動してまでの気合い応援は求められていなかったため、およそ6キロ地点、善光寺の参道で一度のみの応援という約束にしたのですが、こうなると応援naviほぼ役立たずということが判明しました(笑)。当たり前と言えば当たり前ですが、応援naviは、5キロごとの通過タイムをベースにその後の予測を立てる仕組みになっています。つまり、とりあえず5キロ地点を通過しないとなんのデータも表示されない。5キロを通過するまでは、応援naviの地図上では”まだスタート地点にいる”という表示になるのです(写真[4])。いやはやそれに気づくまでに少々時間を要しまして、もしかして直前に体調崩してDNS(Did Not Start)か?とか余計な心配をしてしまいました。スタートしてました。そういうわけですので、最初の5キロを通過しないとデータに変化を期待できないということをインターフェイス上で伝わるようにとりあえずは改善してちょ。ま、一度理屈を理解すればどうということはないので、このままでもいーけど、毎度気合の入った応援しているユーザーからの要望です。受け止めてください。