ノルウェービール事情

2016年08月26日(金) 17:05

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BEER IN NORWAY: Because it’s a glacial country, there seem to be a lot of regulations related to the sale of liquor in Norway. You are not able to buy even a bottle at night, and no sale of beer on Sundays. It is illegal for restaurants and bars to allow a drunken person to have additional alcohol. More interestingly, the establishment are banned to serve alcohol to the people around the drunken person. Tax rate is really high, and there were variety of beers at a duty free shop at the airport. You can see the receipt to learn how expensive they are, if you buy beers in town.

8月上旬のノルウェーはすでに夏の終わりを過ぎて秋にさしかかっているという感じでした。雨も多く、降ればとても冷える。冬の寒さはさぞ厳しいことでしょう。ちょっとうっかり外でうとうとしたら死ぬ…くらいに寒いに違いありません。そのためでしょうか、夜間の種類販売は法律で禁止されています。とある日曜日に利用した町の小売店には貼り紙があって(写真[1]/ノルウェー語を英語に翻訳したもの)、平日は20時まで、土曜日は18時までしかビールを売れないよ!と記されていました。日曜日は一日中販売してくれないということでして…、これは知らずに遭遇するとかなりの衝撃である。

 

[1] いつでも買えるわけではない[2] 飲食店にも厳しい決まり[3] 空港免税店のビール売り場

オスロで利用したお宿の一階にはレストラン、屋上にはバーが併設されていて、そのエレベーターには写真[2]のような貼り紙がありました。簡単に言うと、すでにかなりアルコールを飲んでいると思われる客は追い返さないと店側が酒類販売のライセンスを剥奪される、ということのようです。入店を拒否したり、アルコールの提供を断ったりするのは当然としても、さらに厳しいのは飲み過ぎてしまった客の周辺のテーブルにいる客に対するアルコール提供も慎まなければならないというくだり。泥酔客の視界にアルコールを入れて、欲望を煽るようなこともしてはならないというわけです。寒い国だからアルコールで身体を温めて…ってやってるうちに依存症になっちゃったり、凍死者続出したりっていう事態を防がなければならなくて、規制を設ける側も大変なんでしょうね。

強い規制を期待できる策としてやはり税率を上げるというのがあって、ノルウェーの酒税は極めて高いのだった。種類や原料、アルコール含有率などを基準に酒税がかかっているうえ、わたし達が店頭で購入する場合には消費税の25%が加算される。日本では8%が10%になるというだけで大騒ぎなのに、ノルウェーでは25%ですってよ奥さ~ん。そういうわけで空港の免税店のビールの品揃えがすごかった(写真[3])。

 

[4] スーツケースに入っていたモノ[5] ビールを三本買ってこの値段[6] 350ミリ缶でおよそ600円

しかしわざわざノルウェーくんだりまで行って、高いからってビールをオアズケにするような野暮はしない。ここはもう旦那のへそくりで買いまくってスーツケースの中は途中からビールだらけであった(写真[4]/消費してきたビール…の一部笑)。

税金が乗っかった状態でのビールのお値段ですが、とあるレシート(写真[5])によりますと、写真[6]の左から、大瓶89.90ノルウェークローネ(2016年8月のレート換算で約1,349円)、小瓶54.90(約824円)、350ミリ缶37.90(約569円)。容量だけではなく銘柄によっても結構値段が違っていたので、350ミリ缶でももっと高いのもありましたが、いやしかし高いな。高いおかげで飲みきるのがもったいないような変な感じで、相当数を持ち帰ったので、今うちに遊びに来るとノルウェービールを楽しめるかもしれません笑。