ノルウェーにて美術鑑賞

2016年08月30日(火) 17:07

ヨーロッパ所々方々, ノルウェー

ARTS AND MUSEUMS IN NORWAY: Dark cloud in the sky, but our destination in Oslo were museums. The Munch Museum should be the first choice, as it contains a huge collection of Munch’s. The National Gallery was even more popular, because it allows visitors to take a photo of all the arts exhibited. There were so many tourists (including myself) in front of the “Scream” by Munch、but KODE, Bergen museum, could be a better choice for art lovers, as you will be able to enjoy some minor, but attractive Munch collections quietly.

スカンジナビアが生んだ巨匠ムンク。遺言に従ってオスロ市へ寄贈されたムンクの作品、約28,000点のうちの選りすぐりを見せてくれるムンク美術館では、『叫び』はもちろんですが、自画像や『マドンナ』のリトグラフなどを拝見しました。彼が常に“死”を見つめながら生きていたこと、作品にありありと浮かび上がっていてコワイくらいでした。芸術家というのはやはり凡人には分からない苦しみを抱えて生きているものなのでしょうかね…。それとも、閉じこもって描いているうちにどんどん病んでいくとか?

 

[1] 『叫び』~上下切り落とし[2] 『思春期』~下切り落とし[3] タイトル忘れたけど素敵

ムンク美術館はセキュリティが厳しくて、写真撮影もNGですが、オスロ国立美術館はフラッシュ無しなら撮影OKという懐の深さ。よってムンク部屋の『叫び』の前はすごい人だかりでした(ちなみに『叫び』も『マドンナ』も自画像も何枚もあるのですよ。ムンクは多作の人だったのです)。個人的には『思春期』のほうが、死にたいような、魅せたいような、複雑な思春期の心境が絶妙に描かれていて魅力的と思いましたが、やはり『叫び』のインパクトと集客力はすごいのでした。

 

[4] 『叫び』の版画バージョン[5] ムンクの自画像。若い頃[6] これもタイトル忘れた

ベルゲン美術館にもムンクの作品がたくさんありました。『叫び』の版画バージョンとか、若い頃の自画像とか、裸婦なんて顔を塗りつぶされちゃっていてなんかもうツライ。でもこちらのほうがゆっくりゆったり静かに鑑賞できます。