ローカライズがヒドイ

2016年06月17日(金) 15:24

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, リサーチャーの知恵袋

POOR LOCALIZATION: Scandinavian Airlines’ website has been “translated” for Japanese users, but not appropriately “localized” as you can see the calendar on the top page. Even though I entered a proper address of mine, the site responded with an error message, because I entered it in Japanese (though it didn’t say so). The order of the prefectures in the pull-down looked totally wrong to Japanese, because they were in English alphabetical order. Localization is not equal to translation. They have to learn about the context of use by Japanese users.

さて次の旅である。旅に出るのも好きだが、旅の予定を立てるのが何より楽しい。仕事で苦しいときは、一休.comで素敵なお宿の写真を眺めたり、ANAのサイトで意味なくフライトを検索したりして現実逃避をする。ついうっかり予約をしてしまわないように気をつける必要があってツライ(笑)。しかし実際に予約をしようとする瞬間の嬉しさといったら半端ない。最近はスカンジナビア航空のサイトでその瞬間を味わいました。

 

[1] カレンダーからダメな雰囲気… [2] エラーの意味は果たして? [3] この都道府県は何順だ?

ところがヒドイサイトであった。トップページのカレンダー(写真[1])を見たあたりで、ローカライズのなっていないダメサイトであることは予想できたが、予約のフローを進むと、必須項目にきちんと入力してるというのに“このフィールドは必須です”なるエラー内容をまったく教えてくれないエラーメッセージ出るし(写真[2])、都道府県名のプルダウンが謎な並び順(写真[3])になっているおかげで“東京”なかなか見つからないし、それはもう大変であった。

ちなみに、住所はすべて“英語”で入力しなければならなくて、都道府県名のプルダウンは“アルファベット順”になっていたというのが正解です。あいうえお順じゃなくて、アルファベット順ね。言語を変えればローカライズ終わりって、そんなわけない。ユーザーと利用文脈をきちんと考えてローカライズしましょう。

苦労しましたが予約はできたので、今年の夏休みは北欧です。どこに行くかはまだ内緒。は~、楽しみ。