2015年12月の読書記録
2016年01月05日(火) 19:15
本&映画の紹介2015年の読書は…
読んだ本の数:74冊
読んだページ数:20207ページ
※読書メーターさん、昨年も一年お世話になりました。
だそうです。ひと月の読了数が二桁になったのは4月と12月のわずか二回のみだった…。足りない。まったく足りない。そういうわけで、2016年の目標二つ目は毎月二桁の読書。これを達成するために薄い本とか、絵の多い本とか、字の大きい本とかを積極的に選んだりしないようにしないとな…。なんのための読書なのかを考えよ>自分。インプットなくしてアウトプットの質は上がらない。昔、英語の先生に言われた言葉。
ということで、以下は表題の2015年12月の読書記録なり。2016年のスタートへ向けて弾みを付けるべく、二桁読んどいた。この勢いを維持してく。
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2771ページ
ナイス数:61ナイス
彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)
キツイ物語でした。悪い男がいたもんだ。面倒な女もいるもんだ。そんなんばっかりだった。孤独はツライから、寄りかかりたくなる気持ちは分かる。寄りかかって安心したり、寄りかかられて満足したり、寄りかかっている状態を嫌ったり、認めたり、そうではなくて、寄りかかり合うのではなく、支え合う関係を築けなければツライよな…。
読了日:12月4日 著者:沼田まほかる
大放言 (新潮新書)
なかなか国会へ呼んでもらえない百田氏(笑)。まー、気持ちは分かりますが、それでまた無駄な議論に時間を費やすのは時間と税金の浪費なわけでして、こうして本書いて吠えてもらうくらいがちょうどよろしいかと。吠えるにしてもきちんとその背景にある事情や歴史を勉強されているのはさすがと思います。どのネタも嫌味たっぷりにまとめてくれていますが、特に韓国への謝罪のあたりは腹がよじれるかと思いました。おもしろかったっと。
読了日:12月10日 著者:百田尚樹
毎日かあさん12 母娘(ははこ)つんつか編
娘の反抗期がスゴイ。いやしかし、幸せそうで何よりである。反抗期は反抗しておくほうがお互いの幸せのために良いと思う。反抗しそびれると別なタイミングでキレル可能性あり(笑)。
読了日:12月10日 著者:西原理恵子
タモリさんに学ぶ 話がとぎれない 雑談の技術
タモリさんのことが大好きです。あの、オモシロイことが頭に浮かんで、今から言うぞ、言うぞ、と回りを笑わす前に自分がもう微笑んでしまっているところがすごく好きです。彼が聞き上手で喋らせ上手なことは言われずとも分かっていることでしたが、それを論理立てて解説してくれていてウレシイ。ユーザーインタビューの参考になることも盛りだくさんなので、インタビュー初心者には参考書としてもオススメ。
読了日:12月12日 著者:難波義行
王妃の帰還 (実業之日本社文庫)
もう学校コワイ。まー、昔も怖かったし、自分も必死だったけど、絶対に戻りたくない。小学校の1年~3年と高校1年~2年が辛かった。その頃の同級生には二度と会いたくないレベル。根に持つタイプなんだ、わたし(笑)。ということで、タイトルどおり王妃が帰還できて良かったし、その後も地味グループとの交流が続きそうでホッとしました。女子って大変なんだ、ホント。
読了日:12月14日 著者:柚木麻子
シンプルに考える
この人も地頭が良いなぁー。考え方や生き方に余裕がある。あと、お金もある(笑)。ガンバル必要がないからシンプルに考えられる。そういうことだと思った。シンプルに考えるために頑張らなければならない人には同じ生き方はできないのではなかろうか?
読了日:12月16日 著者:森川亮
早稲田出ててもバカはバカ
中高の教科書くらいなら一度読めば頭に入るでしょ?とか言っちゃう小憎らしい人はやはり地頭が良いということになる。著者や自分のように、一生懸命勉強してやっと成績上がった、志望校に受かったというレベルは、地頭よろしい方々から見たら相対的に、結局、バカということになるわけで、自分のその相対的なレベルを早く自覚できるかどうかが人生の鍵になるのではなかろうか?とオバサンは思いましたとさ。
読了日:12月19日 著者:円山嚆矢(まるやまこうし)
異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養
名著。日本人vs.外国人という単純な対比でコミュニケーションを捉えがちだけれど、外国人を一括りにするのは危険。仕事で外国人と関わっている人、関わる可能性のある人には必読の書と言って間違いないです。自分の仕事に生かしていくために、カルチャーマップを自作してみよう! できたところでマジ書評を別途書きます。宣言。
読了日:12月22日 著者:エリン・メイヤー
これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門 -商品開発・サービスに革新を巻き起こす、顧客目線のビジネス戦略
入門書としては十分だし、翻訳も安心して読めるレベルだったと思うけれど、とりあえず・(ナカグロ)がイヤだ(好みの問題ですが…笑)。Nielsenが唱えた“5人のユーザーテストで云々…”の件、サービスデザインの文脈で引用するのは誤解を招きそうで心配。あくまでもユーザビリティの問題点を検証するときの最低限の人数なので、サービスデザインを念頭においたユーザーインタビューでも同様に言えるとは限らないし、Nielsenもそうとは言ってない。とりあえず5人くらいから始める…という目安としては良いと思いますけどねー。
読了日:12月26日 著者:J.MargusKlaar
夜明けの街で (角川文庫)
最後のおまけ、新谷君の話がよかった、色々な意味で。不倫か…。なんかそこまでガンバッテ妻を欺き、子どもに嘘をつき、友達に協力を仰ぎ、ホントそこまでガンバル男子の気力体力精力にむしろ感心するわ。不倫相手のほうも、妻子から奪い取った結果として幸せになるってのはどうなんでしょうね、あり得るんですかね? まー、秋葉の場合はちと事情や思惑が違いましたけど。隠し事というのは大なり小なり辛いものです。そんな感じ。
読了日:12月28日 著者:東野圭吾
大人に質問! 「大人ってどのくらい大変なんですか?」
さすがだ。さすがみうらじゅんだ。素敵なウソ、ズルイ嘘、真摯な応え、夢のある返し、深イイ話もちょくちょく出てきて、感心しきりです。こんなくだらない?!本を一年の締めにするのはマズイのではないかと思いましたが、なにげに気持ちが軽くなったりして、子ども達の素朴な疑問に感謝です。子育て中の皆さん、たぶん勉強になる一冊です(笑)。
読了日:12月29日 著者:みうらじゅん,児童館の子どもたち