味噌汁を自分で仕上げる朝ご飯
2016年01月06日(水) 16:15
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 新潟, 泊まるコトコロ, 食べるモノコトMISO SOUP TO SEASON YOURSELF: SATOYAMA JUJO serves delicious organic dishes, and it doesn’t allow you to bring any unhealthy foods like an instant pot noodle or a boxed lunch from a convenience store. As you have to walk down the hill for 3.5 kilometers to get to the nearest restaurant, or even longer to find a convenience store, what you can do may be drinking beer or juice from a prepared vending machine. The dishes, however, served at its restaurant are so delicious and healthy, and I recommend you to enjoy seasoning your miso soup as you like for your breakfast.
2015年の暮れ、たまった疲れを落とすべく訪れた里山十帖では、美味しいお食事をお腹いっぱいにいただきました。写真[1]は左上から時計回りに、ノドグロとブリの握り、のっぺ(細かく刻んだ冬野菜を醤油味の出汁で煮た新潟の郷土料理で小さなグラスに入っているものです)、ローストビーフ、香箱蟹とかぶら寿し。しかしシェフが考えるメインディッシュは土鍋で炊きあげる(写真[2])ごちそうごはんです。言わずと知れた魚沼産こしひかり。炊きあがりはキラキラしていました(写真[3])。焦がしてしまってゴメンナサイ…。
里山十帖は、“オーガニック”を重要なテーマのひとつとしていることから、コンビニ弁当やカップラーメン、ファストフードなどの持ち込みを“遠慮”してくださいというお達しを出しています。とは言え、冬の里山十帖は雪に覆われているため、ちょっと小腹が空いたからといって最寄りのお蕎麦屋さんへ行こうと思ったら、3.5キロもの雪道を下らなければなりません。連泊されているらしき外国人カップルが、夕方、行こうかどうしようかとかなり迷っていました(笑)。帰りは坂道を上らなければなりませんしね。迷う気持ちは分かります。かといって、近所にはコンビニもありませんので、コンビニ弁当を買いに行こうと思っても行けません。蕎麦屋より遠いっつーの。こうなると気軽に軽食のルームサービスを…というのを期待するところですが、その選択肢もないので(その選択肢があったことが判明。すみません。ウソ書きました)、これはもうビール飲むしかない(自販機はあったのだ)。
翌朝の朝食も、自慢の野菜をふんだんに使ったお惣菜やお漬け物の数々に満足でした。輪をかけて嬉しかったのは、キノコ山盛りのお味噌汁を自分で味付けできるところ。宿の朝食の定番といえば湯豆腐ですし、それも悪くないですが、味噌汁を自分たちで作ってくださいというのはお初にお目にかかります。キノコと野菜と油揚げをありったけ温まっただし汁へ放り込み(写真[4])、お味噌(写真[5])をちょっとずつ足しては味見を繰り返して、好みの塩加減に整えたら出来あがり(写真[6])。身体も心も温まる素敵な朝ごはんでした。
ここ数年、ちょっとした国内旅行ブームな我が家は2016年もあちこち行ってやるぞ宣言。手始めは2月はじめの別府です。一ヶ月も先だ…。