Uber体験記~日本では?

2015年11月11日(水) 18:14

UXいろいろ, 日本発信四方山話, アメリカ縦横無尽, 東京, ニューヨーク, モノ+コトの話

UBER TOKYO: As soon as I got off the car at JFK airport, I received a notice from Uber, saying how to pick up a UberX, though I was about to fly out of the country. When I got off the plane at Narita airport, I receiverd another notice from Uber, saying a flat rate is now available with 30% discount from Haneda airport, though I was at Narita. Great support for Uber drivers to get a passenger backing to Manhattan, or nice marketing strategy to let people know the service in Japan, though both didn’t work supposedly. I tried to find a Uber near my house, and no car was available. Uber Tokyo is now trying to grow, but it seems to be taking time.

 

[1] JFK空港でUberから通知 [2] 成田でもUberから通知 [3] 自宅付近にはUberいません

JFK空港に着くと、ぜひUber使ってね!という通知が出ました(写真[1])。空港からダウンタウンへ向かうというコンテクストはかなり確実な稼ぎどころでしょうから、それを先読みして通知を出すなんてウマイです。ただし、これから飛び立とうという客に通知を出しても仕方ないですけどね。頼りが位置情報だけなのかもしれません。しかしUberドライバーの立場を考えると、空港での集客をサポートするのは大事です。なぜなら、たとえば私をマンハッタンからJFKまで乗せてきてくれた車、空港で客を取れなければ空車でマンハッタンまで戻ることになってロスが大きいです。Uberという会社から見ると、ドライバーだってユーザーです(ここ大事!)。ユーザーの満足度をあげるためのインフラ構築やサービス支援はあって然るべきです。

14時間弱にもおよぶフライトに耐えて成田に降り立ちましたところ、Uberからまた通知が来ました(写真[2])。羽田空港からのUber利用は定額制で、しかも最初の一回は30%引きですって! って、ここ成田ですがな(笑)。日本でもUber使えるんだ!ということを周知するためのマーケティング戦略としては何一つ間違っていませんが、成田で羽田からの定額利用をアピールされても困る(おまけに我が家は対象エリア外…)。というか、これでうっかりUberを呼んじゃって、乗っちゃって、都心まで行ったらおいくら万円になりますの? 危ない…。が、少し調べてみましたところ、成田空港からも定額制をスタートしているようです。少しお安くなって定額27,000円ですってよ、奥さん。庶民は電車かバスを利用しましょう(笑)。

帰国後、何度かUberアプリを起ち上げて、Uber呼べるかどうか試してみましたが、一番呼びたいことの多い自宅付近にはドライバーがいらっしゃらないことが多く(写真[3])、使えない状態が続いております。稼働しているドライバー、何車くらいあるんでしょうね? とりあえずもっと都心で試さないと無理っぽい。

 

[4] スマホdeたっくんも似た感じ [5] どんな車がくるか通知 [6] 無線番号で確認します

代わりに、スマホdeたっくんを使ってみました。どこで拾って欲しいかをセットして決定すれば(写真[4])、どこのタクシー会社の何色の車が来てくれるのかが表示されて(写真[5])、それらしき車が来たら、車の無線番号が大きく表示された画面(写真[6])をドライバーに見せて乗り込むべしという流れです。何分くらいで来るかも出るし、地図上で確かに接近中であることも確認できるし、だいたい一緒ですね。でも、落ち合うのがUber以上に大変でした。約4分で着くって出てたのに、10分待っても来ない…。そろそろ限界だ…と思ったくらいのタイミングでタクシー登場。「駅の反対側でお待ちしてました、すみません」と先に言われてしまった。Uberドライバーから容赦なく電話かかってくる仕組み、むしろお互いの幸せのために重要な気がしてきました。しかし、とすると、日本のUberドライバーを目指す人には英会話力必須な感じがしてきちゃいますね。タクシードライバーからの転職はなにげにハードル高いかも?

あと、迎車料金が気になるという話がよく言われるようですが、UberもNYCでは基本料金として3ドルかかっていたので、400円の迎車料金はむしろ安い…ということになる。日本では基本料金100円のようです。料金は確かに大きな評価要因だと思いますが、結局は総合的なエクスペリエンスということになるんだろうな…。とにかく待ちが長いのは致命的です。でもUberを東京で使えば、その待ちはNYCでのものとは比較にならないくらい長くなって、結局どっちもどっちという評価に落ち着きそうな気がする(笑)。