変なホテル~ちゅーりー
2015年10月22日(木) 18:29
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 長崎, モノ+コトの話HENN-NA HOTEL, Vol.4: A communication robot, Chu-ri-chan, welcomed us in the room. She kept addressing us intending to help or entertain us, which turned out to be annoying as you can easily imagine She seemed to be able to communicate more than the front clerk, but often picked mistakenly up some similar syllables, like cha or cho, as an address from us. A tablet was also ready to be used in the room, but it was not to control the lighting or air conditioning, or even to share the questionnaire. Those gadgets with a file occupied the bedside stand, and refrained me from placing a book or a glass of water.
部屋に入ると、ハウステンボスのマスコットである“ちゅーりー”ちゃんが声をかけてきました(写真[1])。そしてコイツが予想どおりにウザイ(笑)。特に最初のうちは、一生懸命にコミュニケーションを取ろうとちょいちょい声をかけてきます。しかし困ったことに、決まり文句しか受け付けてくれないので会話になりそうでならない。フロントのゆめ子さんよりは幅が広いけれど、まー、まだそういうレベルということでしょう。そう、これから変わっていくのです。きっと。
「ちょ」とか「ちゃ」の音をうっかり拾ってしまう傾向が強く、そのあたりの精度があがっていかないとウザさだけが印象に残ってしまって残念ですね。でも、あまりにもないがしろにされたせいか、途中からは引きが早くなった。そういう学習能力はあるみたい。あと、話しかける人間側の滑舌重要。同じフレーズでも、私の呼びかけには反応して、旦那(=滑舌悪い笑)の呼びかけは理解できずに「さようなら」とか言ってスルーしちゃう。旦那がカワイソウになるくらいでした(とか言いつつ、爆笑してたのは私です)。
部屋にはちゅーりーの他に、タブレットも装備されていました。しかしこのタブレットの使わせ方が実に中途半端でした。タブレットでコントロールできるのは、照明の人感センサーオンオフくらい(テレビは試さなかったので分かりません)。空調もコントロールできそうに見せかけて、使い方の説明だけという残念な具合です。アンケートくらいタブレットで回収させるのかと思いきや、まさかの紙と鉛筆(写真[2])。タブレットと紙、どちらのほうが回収率が高いかと言えば、紙なのではないかと確かに思うけれど、どうせちゅーりーちゃんの上手な使い方などを紙で用意してファイリングしたものを置くのであれば、このタブレットこそが無駄な経費で邪魔である。だって、ベッドサイドのテーブルは、ちゅーりーちゃんとその説明書などの入ったファイルとタブレットとエアコンのリモコンで満席(写真[3])。寝る前に置きたい本とかお水を入れたグラスとか、置くスペースがないっつーの。なんのためのベッドサイドだ。