変なホテル~顔認証
2015年10月22日(木) 15:00
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 長崎, サインやUIの話, モノ+コトの話HENN-NA HOTEL, Vol.3: The face authentication was the best technology incorporated by the Henn-na Hotel. It was really comfortable as we didn’t need to care about bringing the key card with us whenever we leave the room, even though the registration flow was not obvious or the added manual was confusing. One big issue to be revised was the necessity of having the key card from the beginning. If the face authentication was registered at the check-in, guests would be freed from the burden of the physical key issue.
フロントでできなかった顔認証システムの登録を部屋の入り口で行いました。でもってそのインターフェイスが、後付けの説明なしで使える代物になっていないのと、後付けの説明が分かりにくいのとで、またしても軽くイラツク(笑)。いや、だから、広い心で…。
とりあえず後付けの説明は、“入室するとき”よりも“顔を登録するとき”が先ではなかろうか? 確かに登録よりも、入室を目的に利用する頻度のほうが多くはなるけれど、最初にこのシステムに接するのは登録するときなわけですし、“顔を登録するとき”だって、その先にある目的は“入室する”ことなわけで、利用状況を考えて説明を準備すれば(もしくは作った後に然るべきテストをしていれば)気づける範囲の問題です。
顔認証の登録をチェックインの段階でできれば、カードキーをそもそも持つ必要がなくてより便利ですが、フロントでのタッチパネル操作と合わせて想像するに、当初はフロントでの顔認証登録を導入したけれど、やっぱりやめて各部屋での認証へ切り替えた、ということでしょうか。チェックインでまごつくケースが多発したんですかね? 理由や背景は分かりませんが、やはり“変わっている途中”と考えるしかありません。
なにはともあれ、カードキーを持たずに部屋の出入りをできることはとても便利でした。このホテルで一番よかったのは何よりもこの顔認証です。でも、登録したときと違う姿勢で、それこそなかなか認証されないからと言って顔をカメラに近づけたりすると(写真[3])、より一層認証されなくなって閉め出されるので気をつけましょう。そしてゆくゆくは、カードキーをそもそも持つ必要のない仕組みに変えていただけると、滞在がより快適になります。たぶん。