変なホテル~フロント

2015年10月21日(水) 17:40

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 長崎, サインやUIの話, モノ+コトの話

HENN-NA HOTEL, Vol.1: Two robots welcome guests at the front desk, but don’t expect too much. They were standing over the counter with a big smile, and what they did was to say hello and ask the name, to ask him/her to press a button to proceed, to fill out the guest card, and to help him/herself to check in using the touch panel device. The lady robot was not bilingual, so the dinosaur would be the one you, guests from abroad, would need to address. The interaction with the touch panel was confusing, as the flow seemed to have been revised without removing some unnecessary pages. Ummm, so many issues to discuss. To be continued.

オープンほやほやの“変なホテル”を狙っていたものの、7月、8月、9月と仕事その他のスケジュール調整がうまくいかず延び延びになってしまいました。で、10月になってようやく初の長崎上陸。そして、変なホテルへ。

オープン前からメディアなどで広く取り上げられてきたので気になっている方も多いかと思いますが、自称“変わり続けることを約束するホテル”が今後、変わらなければならないのでは?と思うところを(頼まれてもいないのに)レポートします。

 

[1] フロントゆめ子さんと未来くん [2] コミュニケーションは最低限 [3] 基本はセルフチェックインです

まずはフロント。いました、ゆめ子さんと未来くん(写真[1])。想定外の質問をぶつけるぞー!と気合い十分に臨みましたが、ゆめ子さんには規格外のコミュニケーションを取る意思はなく(ロボットに意思求めるなっつーの>自分)、余計なことを話しかけても、笑顔が返ってくるだけでした(笑)。番号ボタンを押したり、ゲストカードを書いて提出したり、隣のタッチパネルで名前を入力したり、基本すべてを客が自分でやるという、よくある自動チェックイン機と同じです。ロボットはフロントにいるだけ。そう、いるだけ。新人ホテルマン以下、または飾りと思えば腹は立ちません。むしろ、ロボットがここまで進化したんだなぁ~と感心しましょう。ちなみに、ゆめ子さんは日本語しか話せないらしく(今どき&これからのホテルマンはそれだとマズイと思うけど…)、純日本人の私はゆめ子さんへ案内されてしまったので、未来くんのバイリンガル度は確認できませんでした。

タッチパネル操作は支払いについての確認や登録、領収証の発行などと部屋のカードキーを受け取るための操作でした。途中でカードキーの希望枚数を聞かれて“2枚”を選ぼうとしたら、強引に1枚で進まれてしまったり、顔認証システムの登録ができると言うから登録しようと思ったら、いきなり画面が切り替わって拒否られたり、二度ほどあわわわわっ、となりました。おーい!と思っていたら、そそくさと“人間”登場しまして、現在カードキーは1枚しか選べなくなっているとか、顔認証の登録は各部屋の入り口で実施できるようになっているといった説明をいただきました。それならそれで、画面遷移やコンテンツをすこし直せばイイだけなのに、なぜに口頭説明?と思いましたが、きっと“変わっている途中”なのでしょう。広い心で接することが大切です。

言いたいことが山盛りなので何回かに分けます。乞うご期待。