アンケート回答を促すコツ

2015年07月22日(水) 10:25

UXいろいろ, 日本発信四方山話, アメリカ縦横無尽, 静岡, サンディエゴ, ヒトについて, モノ+コトの話

TIPS TO PROMPT PEOPLE TO JOIN A SURVEY: Various conferences ask participants to evaluate presentations or the conference itself, and find it hard how to receive more responses. A QR code brings participants to a specifically created survey page, which is easy for both organizers and respondents, but it doesn’t prompt enough participants to join the survey. JSET (Japan Society for Educational Technology), I supported its summer seminar last weekend, did schedule a certain amount of time for participants to fill in, counted the number of responses in real time, and shared the results not only among organizers, but also with respondents. All of these tips work well to achieve a better collect rate.

UPA(現在のUXPA)で各発表の後に配布されるアンケート用紙のユーザビリティがダメ過ぎてイラつくという話を2009年に書きましたが、今年久しぶりに参加したら仕組みがごっそり新しくなっていました。

 

[1] QRコードからアンケートへ [2] スライドの最後にQRコード [3] その場で結果も共有

タイムスケジュールの表紙にQRコードが印刷されていて(写真[1])、そこからアクセスするとオンラインで簡単に回答ができるようになっているから回答してね!と、発表が終わるたびにセッションのオーガナイザーが壇上から叫ぶ…という叫ぶところも仕組みのひとつ(笑)。結局どのくらいの回答が集まったのか分からないけれど、まー、回収率はかなり低そう…。

そして先週末、静岡で開催された教育工学会 夏の合宿研究会にゲストスピーカーとしてお呼ばれしまして、教育現場に“アクティブラーニング”を取り込むべく頑張っておられる教員や研究者の方々に対して“ユーザビリティ”の視点を持って街を歩くと何が見えてくるのか…的なお話をさせていただきました。その中身はさておき、会の最後にお決まりのアンケートタイムがありまして、そこでもQRコードが使われていました。プロジェクターで投影されたQRコード(写真[2])からGoogleフォームで作成されたアンケートページへアクセスし、そこでその場で回答してもらう仕組み。UXPAのケースと違ったのは、アンケートにその場で回答してもらうための時間をわざわざ設けていたこと、そして回答の状況や結果をその場ですぐに共有していた(写真[3])ことの二つです。いずれも回収率の向上に寄与するウマイ仕組みですねー。

あとでやろう…と思わせずに即座に回答させることで回収率は確実に上がります。回答の状況が見えてしまうので、他の人はきちんと回答しているのに自分だけしないわけにはいかない…という心理的なプレッシャーも回収率アップにつながりそう。そして他の人がどう回答しているのかを見られるというのもイイです。アンケート結果を回答者にも共有するというのは斬新ですね。自分は回答せずに他の皆さんの回答だけ拝見します…というズルはしにくいと思うので。

というわけで、教育工学会の勝ち! 回答者の心理を読んだサーベイ設計、教育工学会を見習いましょう。