ユーザーインタビューの教科書~発売開始

2015年05月22日(金) 19:34

UXいろいろ, 本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 東京, リサーチャーの知恵袋

USER INTERVIEW TEXTBOOK NOW ON SALE: I received 20 copies of “User Interview Textbook,” which I have worked on for 1.5 years. I was half in doubt about the quality of on-demand printing, but it turned out to be a satisfactory finish. It would be a super helpful textbook for those who are willing to be a great researcher in the field of user-centered design. Sorry, it’s all in Japanese, but it can be a nice ornament for your study?!

意気込み9割、自信1割くらいの雰囲気で書かれた企画書を編集さんに受け取っていただいてから1年半。半年後の春目標で書き始めたけれど、仕事に優先順位を奪われて遅れ、暑くなって滞り、書いたけど気に入らなくて、共有したらダメ出しされて、そうこうしているうちに時はとうぜん流れていくわけで、ある人は転職し、ある人は引越しをし、ある人には家族ができたり、家族が増えたりしました。よくよく振り返ってみると、この本の企画が動き出してから、同じところに住み、同じように仕事をし、同じ感じの日々を繰り返して特に大きな変化もなく、ただ1.5歳分の歳をとり、故にあちこち弱ってきて、本が届く日に病院とか行っている私って…(笑)。

 

[1] 教科書、届きましたー [2] 期待以上にキレイな仕上がり [3] Kindle版、売れ行き好調

そういうわけで、『ユーザーインタビューの教科書』が届きました。たっぷり20冊(写真[1])。あまりにも予約が少ないので(言ってもーた笑)、編集さんに申し訳なくて著者購入分を増やしたりしてみた小心者は私です。それにしても、オンデマンド印刷が想像以上にキレイで嬉しい。安っぽくなってしまったらどうしよう…と少し心配していたのですが、普通にキレイな仕上がりでした(写真[2])。

ちょっとだけ裏の話を書くとですね、当初は電子書籍オンリーで、という感じだったんですよ。そこを印刷する展開に持っていっていただいたり、本屋にも並ぶかもしれない流れを作り出していただいたり、ガンバッテくださった編集さんに対する感謝を形にするには…売るしかない(笑)。書いて、出して、ちょこっと売れて自己満足に浸っている場合ではない。というわけで、いずれにしましてもこの本(紙の話)、受注生産ですので書店にいけば買えると思いませんコトよー(ごめん)。

Kindle版は、ただいま“マーケティング・セールス”のカテゴリーで5位です(写真)。一瞬でも1位とかにならんかな? 3桁の新書とかと並ぶとやっぱり厳しいかな…。

自分で言うのも何ですが、ユーザーインタビューを実践したい人、いま適当にやっちゃってる人、うまくインタビューできてると思っている人、そんな方々にたくさんの学びをお届けする一冊になっています。カバー仕切れていない内容もあるかもしれません。そういうフィードバックをいただいて、今後も中身をブラッシュアップしていきたいと思っています。こんなときはどうすればいいの? こんなミスはどうやって取り戻すの? どうすればもっと上手なインタビュアーになれる? まず何から始めればいいの? 読んでも分からなかったこと、読んで実践して分かったこと、ぜひお知らせください。セミナーやワークショップのご相談も大歓迎です。どこでも行きます!(むしろ行きたい笑)。