たわわに実る夏みかん
2015年05月14日(木) 17:00
日本発信四方山話, 山口SUMMER ORANGES IN HAGI: Just before welcoming my parents in Yamaguchi, we happened to hear a piece of interesting news that said sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution (located in Kyusyu – Yamaguchi and related areas) were recommended by ICOMOS to be declared as a World Heritage Site. Good news, but I was afraid of facing the Shoin-Jinja (Shinto shrine with Master Shoin enshrined) and Shoka-Sonjuku (Education nursery of Master Shoin) with so many tourists, which proved unfounded. Even though those historical sites are now popular (even with little tourists found there) and newsy, the most engaging view for my parents seemed to be the trees heavy with summer oranges which would rarely be seen in Hokkaido. I also liked the tiny bamboo vase with white flowers and a piece of orange bound on the gate to welcome unexpected guests or tourists passing by. Rather than visiting from sightseeing spot to spot one by one in blind trust of a guide book, it is much more fruitful to spend relaxing time on walking around the area, imagining how people living there go about their daily life.
両親が山口を訪れる直前、ユネスコの諮問機関であるイコモスが、九州・山口および関連地域に点在する明治日本の産業革命遺産群の登録勧告をしたというニュースが流れました。ご存知の皆さんも多いかと。あまりにもタイムリーだったので、松陰神社(写真[1])とか松下村塾(写真[2][3])とかがエライ混雑しているのではないかと焦りましたが、駐車場がガラ空きで違う意味で焦りました(笑)。世界遺産になろうかという盛り上がり+大河ドラマの舞台という合わせ技を以ってしてもこのくらいの賑わい…。山口恐るべし。ちなみに萩を訪れたのは5月7日(木)なので、世間的にはGWの終わった平日ということになるから、こ、こんなもんですかねー?!
世界遺産の一部になろうかという萩反射炉(写真[4])にも勢いで寄ってみましたが、他に二組ほどがおられたくらいでした。しかし、いつかドッと押し寄せる(かもしれない)観光客に備えて駐車場はすでにしっかり確保&整備されてました。手回し早い。それはともかく、反射炉自体がすごく美しくて、ちょっと気に入ってしまった。しかしその後、恵美須ヶ鼻造船所跡(写真[5])まで行ったのは余分でしたね…。“跡”と言うだけあって何も残っておらんかった。萩城もね、残ってなくて跡地だけなんですよねー(写真[6])。
お決まりなので萩城下町も散策(写真[7])しましたが、はるばる北海道からやってきた両親の萩に対する反応は終始“微妙”であったように思う。たわわに実る夏みかんの木(写真[8])がもっとも注目を集めていたような気すらするという…。さすが私の親だ。目の付けどころが普通と違う(笑)。
城下町を歩いていたときに見かけたとあるお宅の御門(写真[9])。竹の花差しが括りつけてあって、白いお花と一緒に枝付き夏みかんが一房。オシャレ。そう! 旅先だからってガイドブックに載っているような観光地ばかりをハシゴするのではなく、こういう日常の風景、地元の人の生活をチラ見させていただいて、地域独特の風合いを楽しめるようになってこそ旅人だ。そんな旅人を目指してこー。