森の中での時間つぶし
2015年01月23日(金) 12:00
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 岩手, モノ+コトの話HOW TO FILL UP THE TIME IN WOODS: While waiting for the horse to arrive or the wind to die down, let’s build up a fire. It was such another great opportunity to learn what to use to touch off, how to line up logs to make the fire steady and calm, and how quickly the logs are fired. If you still have time, you are welcomed to learn a bit of forestry, as you are in the woods. The time in the woods made me realize there were so many things to learn, which turned out to be such a big fun.
馬搬は馬の準備が整わないとできません。そしてド素人体験者がともに森へ入るとなれば、風も含めた天候も気にしないとならない。森の中で馬の到着を待つ、焦らず風が止むのを待つ、そんな待ち時間も視野に入れないとこの馬搬体験はできません。ということで、森へ着くなり「まず、火をおこしてもらおうか」とお題が出されました。特別にライターは貸してくれるそうです(笑)。
子どもの頃、火遊びは絶対にダメ!と祖母から厳しく言われて育ったし、言いつけを守る良い子だったから、森の中での火遊び(遊びじゃないけど…)が許されてしまうなんてそれだけですでに楽しい。雪にまみれた丸太に火つくんかな?なんていかにも素人な発想でおりましたが、火がつくかどうかは丸太の外側よりも、中の水分量が決め手なのだ。細い枝をさらに折って種火を作ろうかと思ったけれど(写真
[1])、そんな小細工よりも杉の枯れ葉こそが油分を多く含んでいて最初の火付けにはもってこいなんだそうです(写真[2])。いやはや勉強になります。
細めの木や枝に杉の葉っぱから火が移って炎が出たあたりで、巨大な丸太をドンドンこれでもか!というくらいに上に置いていって、これまた素人目にはせっかくついた火が消えてしまいそうで心配になったけれど、こうして丸太をなるべく平行に並べてすき間を少なくするのがしっかり燃やし、かつ飛び散る火の粉を少なく抑えるコツだそうです(写真[3])。
火もついたし、身体もあたたまったし、よし仕事するか!と思っても馬が来ない。ということで次の時間潰しは林業講座。若木のうちに枝をまめに切り落としてあげるのが節の少ない木材を作るコツなんだそうです。枝をそのままにしておくと、節とか穴の多い木材になってしまうらしい。では鋸つかって枝取りしましょう(写真[4])。いやほんと、“女子は家庭科”の世代なもので鋸もまともに使ったことないのだ。コレまた楽しい経験です。
ハルが到着したので作業場に移って馬搬体験(写真[5])。お借りした長靴がぶかぶかだったから雪道歩きにくくて大変でしたが、怪我することなくほとほどの足手まといで体験終了できました…と思います。そして焚き火を囲んでお茶(写真[6])。山盛りだった焚き火が小盛りで穏やかな暖になっていました。ほんの2時間ばかしでこんなに目減りするんですね。火ってスゴイ。森は学びの宝庫でした。
でもライターでの火付けがあまりにも大変だったので、次回はチャッカマンを持参しようと思います! あと、サツマイモ…とか? とりあえず、また行くつもり…笑。