フェズで旅ラン

2014年12月24日(水) 16:29

ついにアフリカ到達, モロッコ

RUNNING IN FEZ TO SEE MORE: We ran and enjoyed the view from a hill, happened to see a donkey working from morning, found a relaxing garden, and were amazed by the gorgeous gate of the royal palace. Running is a brilliant way to enjoy the wide range of town in a shorter time.

フェズ二日目の今日は、メディナ(旧市街)の外にある王宮や庭園を見に行きつつ、メディナの中では売っていないビールを調達しようということで(イスラームな国に来ても飲むのを諦めないという…笑)、ランニングに繰り出しました。そして出発直前、城壁の外の小高い丘から見る景色がステキだというお友達からの情報を信じてコース延長。登ってみることにしました。観光客で賑わう前だったので、丘のうえの静寂と頭上に広がる青空を独占!くらいの満足度です。眼下に広がるフェズの町は確かに一見の価値のある景色でした(写真[1])。

 

[1] 丘の上からフェズを一望 [2] 丘の斜面は皮の天日干しに [3] 運ぶのはロバのお仕事

丘のメディナ側の斜面は、皮の天日干しに活用されていました(写真[2])。ここなら確かに、朝日を存分に浴びてカラッと乾きそうです。そうして乾いた皮を運ぶのはロバのお仕事(写真[3])。快く写真を撮らせてくれたお兄ちゃんも、朝からご苦労様です。

 

[4] ブー・ジュルード庭園は静か [5] 王宮の正門はさすがの装飾 [6] 王宮の中には入れません

その後、丘を駆け下り、王宮へ向かう途中にあるブー・ジュルード庭園に立ち寄りました。メディナの喧噪を忘れさせてくれる静けさ、黙々と働く庭師の方々の真面目さ、嬉しそうに駆け回る子供たちの無邪気さにはっきり言って癒されました(写真[4])。メディナの中の客引き達は少し見習え…って感じ。でも池のまわりには、平日の朝からイチャこいてるカップルがすでに3組もいてこの国の将来に立ち込める暗雲を見た思いです。若者よ、働きなされ。

たまにフェズを訪れる王様には、ぜひこの素晴らしい門(写真[5][6])の中でゆったり構えるばかりで終わらず、国民の日頃の姿を見て、指導をしていただきたいものだと思ったりするよそ者なのでした。とそれはともかく、走れるようになったおかげで、旅先での活動範囲が広がり、同時に観光に必要な時間が減りました。旅ラン、実にイイです。