旅する石鹸を使ってみた
2014年11月07日(金) 17:05
UXいろいろ, モノ+コトの話TINY CUBIC SOAPS IN A CANDY LIKE PACKAGE: The tiny cubic soap for travelling looked great for me, when I found this cute candy like package at the Good Design Exhibition last year. I used one cubic at a hotel and wanted to keep it to reuse at night, but I didn’t like leaving it on the basin without a tray. The individual package, that is the thin brown paper, I thought, could be used as a tentative tray, but it turned out to be dirty-looking at once. Even worse, the dried soap was stuck with the paper when I got back. Next time, I just gave up, and putting it on the basin without a tray, though I didn’t like guessing how it’s handled by the housekeeper. Well, a design needs to be evaluated in the context of use.
昨年グッドデザイン賞を受賞した“旅する石鹸”を店頭で見つけてしまったのだ。勢いで購入。そして今年、各所への旅に同行してもらいました。
昔ながらの“キャラメル”をイメージさせるパッケージデザインはやはりとてもカワイイ(写真[1])。ひとり旅へのお伴なら、子どもや酔っ払いの誤飲を心配する必要もないし(酔っ払った自分は気を付けないとなりませんが…)、はてさて実際の使い心地はどんなでしょう?と、旅のお楽しみがひとつ増えたような心持ちでワクワクしました。そしていざ使ってみての感想ですが…、結論から申しますに……、この言いにくそうな雰囲気からお察しいただけますとおり………、イマイチでした(笑)。
まず、使いかけの石鹸をそのまま洗面台に直置きするのはちょこっと嫌だったので(ソープディッシュはありませんでしたし、あったとしてもこの極小サイズに対応し得たかどうかは疑問です)、個包装の包み紙を下敷きにしてみました。しかし、石鹸から伝わる水分であっという間に見た目いかにも小汚い感じ(写真[2])になってしまいまして不満。それに、仕事を終えてホテルに戻ったときにはとうぜん水分が乾き、石鹸と包み紙はしっかりとくっ付いてしまっていてなかなか離れてくれない…というか最後までキレイにははがせなかったということで不満その2。次の宿では、観念して洗面台への直置きにしてみました(写真[3])。これで特に問題ない感じではありましたが、清掃のおばちゃんがこの一見なにものとも判断のつかない小さな物体をどう扱ったのか…と想像すると、うん、やはり何か引っかかる気分がして不満その3。
旅に出る前のワクワク感は素敵だったけれど、ホテルの洗面所で実際に利用するというコンテキストでの評価は少々難ありという感じでした。やはり、モノは使ってみないとですね。