工場の祭典三軒目~プランニング瑞穂

2014年10月10日(金) 16:41

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 新潟, モノ+コトの話

GLOVE FACTORY STANDS OUT IN THE REGION: Planning Mizuho has pioneered a route to purchase odds and ends of premium yarns from Gosen city nearby, where is famous with production of luxury fabrics. It decided to avoid a price war with Chinese factories that produce cheap cotton work gloves, and to focus on creating superior ones with the subject of “Made in Japan” label. The quality is true to the name of “Made in Japan,” and it’s worth considering for company spokesmen and event organizers to introduce such a high-quality novelty advertising.

 

[1] 機械でガンガン軍手編んでます [2] 滑り止めプリント加工 [3] ぐるぐる回る手型を囲むお仕事風景

社名を聞いても何屋かさっぱり分からない、そんなプランニング瑞穂さんは、オリジナル軍手をつくって販売する燕三条地域ではちょっと異色の工場です。普通の軍手は、中国をはじめとするアジア各国で安価に生産される商品に価格でまったく太刀打ちできず闘えない。しかし、高級な材料を使って丁寧に作った“Made in Japan”なら、仕入れと売り方の工夫でどうにかできるかもしれない。そんな想いを実現したのが、プランニング瑞穂がプロデュースするGLOVE FACTORYです。

全国三大白生地産地として栄える新潟県五泉市がご近所でして、そこで作る高級生地(飛行機や新幹線、乗用車などの椅子張りシートなど)の材料となる丈夫で肌触り抜群の糸の残糸を再利用するルートを作ることに成功したのがこの工場の生き残りに大きな役割を果たしました。残糸の再利用は仕入れコストを抑えるだけでなく、エコマーク認定商品としての売り文句獲得にも繋がっています。

普通の白い軍手はもちろん、多彩なカラーバリエーション、伸縮性に富んだのびのび手袋や指先に導電カーボン糸を使ったスマホ対応手袋、水場で強さを発揮しつつ、通気性にも配慮の行き届いたウレタン背抜き手袋などその多様さも売り。こども用や幼児用などサイズのリクエストにも応じてくれるらしい。そして何よりオモシロイのはプリント加工をしてくれるところです。滑り止めのプツプツだけじゃなく、イベントやお祭りの名称だとか、社名だとか、手の甲や手の平の一定範囲内であれば簡単に入れられるってことで広報ツールとして活用されている企業や団体、たくさんあるようです。使えるオシャレなノベルティをお探しの方、これから寒くもなることですし、軍手なんていかがですか?