越後妻有の心残り

2014年09月29日(月) 19:29

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 新潟, モノ+コトの話

REGRETS ABOUT ECHIGO-TSUMARI: I was not able to have a chance to enjoy some “freshly” cooked rice during my stay. I really miss it, because the area is famous with rice. The soba noodle I had for lunch just before leaving the region was much more delicious than my expectation, but the tempura of wild vegetables was super. More surprisingly and much to my delight, the restaurant provides an introducing plate with today’s wild vegetables. This is an example of great hospitality for guests who are not familiar with wild vegetables. I want to help to redesign it to make it more visible, as I was not able to notice it when I entered the room. Well, food is a big keyword to satisfy demanding guests, I believe. There can be a kind of support to let them decide the place to eat first, and then consider which arts to look around effectively.

 

[1] どろんこ遊び…ではなく [2] 本気の稲刈りなのだった [3] お疲れさまです。私もやりたい

一泊二日の越後妻有で今回やり残したこと。まずは大人のどろんこ遊び(写真[1])…ではなくて黄金色に輝く棚田で収穫の喜びを体験すること(写真[2][3])。衣服や手足が泥だらけになることを気にせず、ドロドロの田んぼの中で肉体労働をする感覚をぜひ味わってみたい。ってことで、やはり来年度は棚田オーナーになってみようかと思っているのですが、旦那がいまいち乗り気じゃない様子なので以後要相談。

 

[4] 里山食堂でいただいたランチ [5] 越後しなのがわバルのメニュー [6] おろっこ豚丼、気になる…

それから今回、炊きたてホカホカのご飯を食べ損ねたのも残念すぎる。披露宴会場となっていた越後まつだい里山食堂で前日にビュッフェをいただきました(写真[4])。地元の食材を使った郷土料理の現代版アレンジはとても美味しかったのですが、ビュッフェなのでご飯が炊きたてってわけにいかなかったんですよねー。キナーレの中にある越後しなのがわバルで妻有ポークのハンバーグ(と炊きたてご飯)とか(写真[5]がメニューです。妻有ポークの八海山ビール煮込みも捨てがたい…)、絵本と木の実の美術館の中にあるHachi cafeでおろっこ豚丼(ご飯は炊きたて指定…できるかな?)とかのほうが嬉しかったかもです(写真[6])。ところで、元校長室が cafe になっているという斬新なリニューアルも素敵ですね。

 

[7] 締めは残念ながら?!蕎麦… [8] 山菜の天ぷらが絶品でした! [9] 本日の山菜を紹介してます

「あー、炊きたてご飯が食べたかったな…」と密かに思っていた私が最後に連れられていったランチ処は蕎麦屋だったりとかして…。わたし実は、うどん派なんですよね~、とは言えず(意外と本音を言えない小心者なのだ)、待つこと数分。オシャレな器にもられた蕎麦登場(写真[7])。そして普通に美味しかったのですが、それ以上に山菜の天ぷらが絶品でした(写真[8])。そして、食べ終えてから店を出るときに気づいたのですが、“本日の山菜”がシレっと紹介されていましたー(写真[9])。なんて素敵なんだ。席に着く前に気づきたかったぞ。給仕をしてくれたおばちゃんが一つずつ丁寧に紹介してくれたので、それはそれで十分だったのですが、せっかくこうして用意してくれている“おもてなし”に気づかなかったのが悔しい。もう少し気づきやすくするにはどうしたらイイか、一緒に考えたいくらいです。

というわけで結果的に締めには大満足なのですが、“食”は旅の満足度に大きく影響します。だから全食事付きのツアーとか普段は避けるようにしてる。以前、母と行ったイタリア旅行(ほぼ全食事付きツアー)で食べた食事が、イタリアで食べてるイタリアンなのに例外なく不味くて暴れそうになったこととか思い出しました(笑)。大地の芸術祭に関連する施設には、先に紹介したようなお食事処を併設しているところがいくつかあります。芸術祭の会期中はどこも長蛇の列になるらしいですが、ただでさえ限られた時間の中であのアートを見たい、こっちのアートを体験したい、でもお昼は美味しく食べたいと“贅沢しか”言わない客に満足度マックスで土地を後にしてもらうには、胃袋評価をあげることは必須ではないでしょうか? 食事処と食事の時間を決めてから、どのアートをどういう順番で見て回るのが効率的かを考えられるようにしてあげられたらイイかもしれない。