トマム山登山で雲海拡大

2014年08月11日(月) 17:00

日本発信四方山話, 北海道

YOU’D SEE MORE CLOUD SEA IF YOU CLIMB UP A BIT: If you are amazingly lucky, you would see the view with the field of clouds. If you are moderately lucky like us, you would see some cloud sea in the distance. If you don’t see any when you get off the ropeway gondola, don’t give up and climb up heading to the peak of Mt. Tomamu, as you would be able to see wider foot of the mountain, which brings you more chance to see cloud sea.

札幌から帯広へ移動するときに、トマムに1泊しました。噂の雲海というのを見られるかなーと期待して。ちなみに数ある宿泊施設の中で私たちが選んだのは(というか、そこしか選べなかったのですが…)ザ・タワー(写真[1])です。36階建ての28階にある客室でした。古い建物のリノベーションなので客室に多くを期待してはいけない。ここの売りは窓から見える景色と言い切ってイイと思う。よって下層階になれば比例して満足度は下がることでしょう。ただし、部屋で過ごす時間と外で過ごす時間のどちらに比重を置くかによっても満足度は変わりそうです。

そして外で過ごす時間の満足度を大きく左右するのが雲海です。朝4時前に起きて、4時30分に運行を開始するというゴンドラへの乗車を狙ってホテルを出発します。ちなみに、宿泊客は一般客よりも30分はやくゴンドラに乗れます!という説明をチェックインの際にフロントで受けましたがホントかな? 確かにWebサイトでアナウンスされている時間よりも30分はやい時間を案内してもらったけれど、乗車のときにそこの宿泊客かどうかのチェックはなかった…と思わなくもない。

 

[1] ザ・タワーの28階に宿泊 [2] 雲海テラスから雲海目撃 [3] でも実ははるか彼方…

まーそれはともかく、ゴンドラを降りてテラスから眼下に目をやると、おぉ~、雲海発見(写真[2])。発生確率は30~40%という雲海をあっさり最初の挑戦で見られてしまったという驚き。いやしかし、カメラのズームを使わずに撮った写真[3]を見る限り、期待していたものとは違うし、コレで雲海みました!と言っていいのかどうか果てしなく微妙(笑)。

雲海にはいくつか種類があるようです。メディアでよく見かけるすんごい感じの雲海で私たちが期待していたものは“太平洋産雲海”と言って、太平洋沖(釧路方面)で生まれた霧が流れ込んで雲海になるものらしく、雲海テラスからまるで手が届きそうなくらいのところにドーンと一面を埋め尽くす感じ…なのでしょう。雲海テラスへ訪れる多くの観光客は、この雲海を見たくて、見られることを期待しているのだと思います。もちろん私たちも。

 

[4] 登山道は足元見えません [5] 登れば雲海の裾野拡大 [6] 山頂まで行けば山の反対側も

そして私たちが見たのは“トマム産雲海”で、トマムの土地からあがった蒸気が雲となり、眼下のトマムエリアを覆うもの。確かに、はっきり言って雲海ははるか彼方にありました。まったくもって納得いかなかったけれど、とりあえず予定どおりにトマム山の登山道へ向かったのだった。そしてこれがまた捻挫er(=捻挫してる人…笑)が行く道じゃなかった。足元見えないし…(写真[4])。でも、ほんの少し登るだけで、雲海の裾野が広がります(写真[5])。山頂付近まで行けば、当たり前ですが、山の反対側に広がる雲海まで見られます(写真[6])。ほんの少しガンバルだけで、絶景拡大。捻挫していない人はぜひ山頂まで登ってみてください。ただしボチボチの登山になるので、サンダルや下駄で行くことはおススメしません、あしからず。