日本のさすがなサービス

2014年07月08日(火) 11:57

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, ヒトについて, モノ+コトの話

JAPANESE EXPECTED AND IMPRESSED SERVICES: I was escorted out of Narita airport by an ANA staff, who kindly took me to a Wi-Fi rental counter to return the router, an Airport Limousine ticket counter to buy a bus ticket, and the bus stop to get on and leave. She said she was responsible for seeing me off. The lady at the ticket counter took a hint and stamped “priority” on my ticket, and informed the attendant at the bus stop that a passenger who needs a help was approaching in a wheel chair, as he came to pick up my suitcase. So relieved to be back in Japan.

昨日に引き続き、足首の痛みを忘れないための備忘録。成田空港に着いてからのいろいろです。

フライトによる気圧の変化や長時間せまい空間で窮屈な体勢を強いられる環境に耐え、無事に成田空港に到着。ここでも車椅子で送ってくださるというのでお言葉に甘えることにしました。最後の乗客として機体を降り、車椅子に乗って、CAの皆さんからの励ましや慰めの声を背に受けながら入国審査へ向かいます。

優先窓口なのでスールスル。あっという間に手荷物受取台に到着し、車椅子に座ったまま自分の荷物を探します。なかなか出てこない。あ!っとここで、プライオリティタグを付けてもらうのを忘れたことに気づきました。ケチってエールフランスとかに乗ったのがいけなかった。そうだ、そもそもの間違いはフライト選びから始まっていたんだ…と、改めて悔いる。

優先で出てこないということは、しばらくかかるということなので、仕方がないから呑気に人間観察とかしてみる。皆さんジワジワと回転台へ寄っていくので、車椅子からはぜんぜん荷物が見えません。皆さん、寄るのやめましょう。日本人のスーツケースバンド率、あいかわらず高い。重たいスーツケースを下ろせなくて、荷物と一緒に回っていくオバサンが時折あらわれてオモシロイ。いつもは自分の荷物の受け取りに集中してしまう空間なので、たまに一歩ひいて眺めてみると楽しいですね、オススメです。

やっと出てきたスーツケースを車椅子を押してくれているお姉さんに取ってもらい、税関とおって外へ出てからふと思ったこと。はて? 私はいったいどこで、どのタイミングで車椅子からすっくと立ち上がれば良いのだろうか? 考えても分からないのでお姉さんに聞いてみた。「お迎えはいらしていますか?」と問われ、「リムジンバスで帰ります」と答えたら、バスに乗り込むところを確認するまでがお仕事だと仰る。日本ってすごいなー。

 

[1] ○優マークいただきました [2] クビレの消えた足首 [3] 雪道仕様だから転ぶのか…

こうなったら甘えついでに、Wi-Fiルーターの返却場所まで連れてってもらえ!ってことで、この状況でルーターの返却を忘れなかった自分を褒めてあげたい(笑)。そんでもってエアポートリムジンのカウンターでチケットを買ったら、○優スタンプ押してくれた(写真[1])。へー、そんなのあるんだ…と感心しながら乗り場へ行くと、チケット売り場のお姉さんから乗り場の係員に事前に連絡があった模様。乗り場に到着する前に、スーツケースを預かりに近づいてきてくれた。スゴイなー、日本。乗車するときも、「歩けますか? それともお連れしますか?」と声をかけてくれて、つい「大丈夫、歩けます」と反射的に言ってしまったのだが、お願いしたらどうなっていたのだろう? おんぶ? お姫様抱っこ? もういっそのこと、そこまでやってもらえば良かった…とか思ったりして(笑)。

その後、バスからタクシーに乗り継いで、なんとか帰宅。いやー、長旅でした。ちなみに帰宅した直後におそるおそる包帯を取って自分の足を見たら、足首のクビレが完全になくなっていた…(写真[2])。しかもかなり広範囲におよぶ内出血。改めて凹みました。

留守中に義妹から届いていた荷物の中に『北海道民のオキテ』なる興味深い本が入っていて、真っ先に旦那が読んで大笑いしていた。そして“北海道民は平地でよくつまずきます(写真[3])”という件で二人して固まったのだった。そうかー、そうだったのか-、私がよく蹴躓いて怪我をするのは、歩き方が雪道仕様の“すり足”になっていたからなのかーーー。すごい目から鱗。この10年くらいの間、およそ1.5~2年に一度くらいの割合でスッコロビ怪我をするというのを繰り返しているのだが、そうか…生まれと育ちが影響していたのか…。ん~、納得。至極スッキリ。

と、言いたいところだが、今回は段差に蹴躓いたのが原因ではない。よってこの理屈は今回の捻挫には当てはまらない。完全に認知的不協和の回避行動である。カッコイク決まったところで終わり。