ターミナル番号を覚えられない問題

2014年06月24日(火) 16:03

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, モノ+コトの話

TERMINAL NUMBERS ARE CONFUSING: Domestic flight with ANA from Haneda, go Terminal 2, and international flight with ANA from Narita, go Terminal 1. When you fly with JAL, the terminal numbers are switched. How confusing! To avoid human errors, the Global Wi-Fi (router rental for travelers) should not ask the terminal to receive the router, but the exact flight number, and let the system specify the terminal for the customer to come to pick up the router.

最近、羽田から出発するフライトが随分と増便されましたね。ということで羽田からロンドンへ飛んできました。羽田で国際線に乗るときは、単純に“国際線ターミナル”へ向かえばイイのでとても簡単。成田のときはいつも、「えっとー、ANAのターミナルは1だっけ? 2だっけ?」と悩む。ANA(またはスターアライアンス系)を使う場合がほとんどなんだから、いい加減に覚えろよ!という感じはしなくもないのだが、覚えられない。

・羽田空港でANAの国内線に乗ろうと思ったら、ターミナルは2。
・成田空港でANAの国際線に乗ろうと思ったら、ターミナルは1。

たったこれだけがどうにも覚えられない。ちなみにJALを使うときも同様に1と2が逆転しているのでやっぱり紛らわしい。

・羽田空港でJALの国内線に乗ろうと思ったら、ターミナルは1。
・成田空港でJALの国際線に乗ろうと思ったら、ターミナルは2。

どうして羽田と成田で合わせてくれなかったのか…とユーザー目線で激しく思う。なにか政治的な事情でもあったんでしょうかね…。

 

[1] 羽田の国内線は駅から誘導 [2] 受取場所を選ばねばならん [3] ユーザーはターミナルを確認すべし

羽田空港で国内線への搭乗を目指す場合、利用する航空会社がはっきりしていればそれほど難しくはありません。電車を降りて、ホームの案内(写真[1])に従えば済むので、1とか2とかはっきりしていなくても大丈夫。でも成田の場合は乗り入れている航空会社がすごい数なので、駅のホームから同様に誘導するのは難しい。

前回出張の際、WebでWi-Fiルーターのレンタルを予約し、成田空港での受取を指定しました。私よりも高い頻度で成田空港を利用しているご主人様に「ANAのターミナル、1だっけ? 2だっけ?」と聞いたら、自信満々に「2」と言った。あまりにも自信ありげに即答してくれたので、まんまと信じて、まんまと騙されて、グローバルWi-Fiのカウンターへ行ったら、「ご予約いただいていないようですが…」とお姉さんに言われてあわわわわ…となったのだった。幸い今回は羽田発だったので、予約のときも迷わず選べました(写真[2]/時間帯によって選ぶところが違うという紛らわしさは残っていますけども…)。前回も、受取場所を選ぶときに横にある[成田ターミナル早見表]というボタンを素直に押してターミナルを確認(写真[3])していれば、予約を間違えずに済んだのだろうけれど、手近にあった情報源が信頼に足ると誤った判断をして使ってしまったのだ。悔やまれる。

こちらの不手際を飲み込んで対応してくれたグローバルWi-Fiに敬意を表し、今回も迷わず同社を利用することにしました。が、欲を言うなら、予約画面でユーザーに受取場所を選ばせるというフローを見直して、搭乗便名を入力させることにしてはどうだろうか?と思い至ったのでご提案です。便名から空港やターミナルははっきりするわけで、その確実な情報をもとに「あなたがルーターを受け取るべき場所はここ!」と逆に指定してもらえれば、ユーザーのうっかりを回避することができるのではないかな?