湯主一條のご紹介

2014年05月20日(火) 18:34

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 宮城, モノ+コトの話

RECOMMENDATION OF A NICE INN IN ZAOU: On the way back from Sendai, we stayed a night at a nice traditional inn with a modern renovation. The dishes were delicious in a normal way, meaning more than Japanese standard. Extra transportation service for my husband to leave the inn early in the morning was great. And, the rice balls I received at the nearby station were far beyond my expectation.

 

[1] 時音の宿湯主一條にお泊まり [2] 部屋の外には新緑キラキラ [3] お食事“普通に”美味でした

仙台の帰り道、強引に白石蔵王に立ち寄り、鎌先温泉 時音の宿 湯主一條(写真[1])に一泊しました。創業約600年を誇る老舗旅館。湯治客が減少の一途を辿り、深刻な経営状態だったところを斬新にリニューアルして現在に至るという老舗と言いつつ、かなり今風なお宿でした。はっきり言ってお好みです。

お部屋の窓からはキラキラ光る新緑がまぶしかった(写真[2])。かつては湯治客に使ってもらっていたという本館を個室料亭にして、宿泊客はそこでお食事をいただきます(写真[3])。普通にすべて美味しかった。旅館のお食事って、美味しいのがもはや“普通”とされてしまうから、作るほうはきっと大変ですよね。奇をてらった豪華食材で気を引く感じではなく、むしろこういう“普通”と感じさせるほうが貴重で大変なのではないかと思う。

翌朝、職場へ直行しなければならない旦那は朝ご飯を食べて間もなく出立。本来ならタクシーで向かうべきところを、お宿のご好意で駅までお送りいただきました。こういうサービスは絶妙に嬉しい。ありがとうございました。

 

[4] 裏山クイック登山 [5] 山頂からは蔵王連山が… [6] お土産にくれたおにぎり

残った私は、裏山を登ってみることに(写真[4])。標高303メートル余りの“天狗山”です。山頂からは蔵王連山が見えました…が、枝が生い茂り過ぎだった(写真[5])。

下山して、温泉に浸かり、至福の時を満喫した後、宿の送迎車で白石蔵王駅まで向かいました。名残惜しい…。温泉というのは、どんな季節に行ってもそのときどきの良さがあるものですよねー。3月4月と狂ったように働いた後だったから、本当にゆっくりできました。宿のチョイスも良かったです。駅についたところで運転手さんが「お土産があります」とおにぎりをくださいました(写真[6])。「新幹線で食べてください」って。いやはや、こういう“おもてなし”もかなりグッと来る。本当は、駅で白石温麺を食べるつもりだったけど、それを我慢しておにぎりをいただきました。いや、本当は本当に温麺を食べたかったんだけれども…(笑)。

せっかくのおもてなしにケチをつけるのはアレですが、おにぎりの具が二つとも梅干しだったというのがちょっとアレでしてごにょごにょごにょ…。朝ご飯で梅干しを残してたのは私です。そう、嫌いなのだ。そこまで気をまわしておにぎりを握ってくれていたら、最上級の評価でしたねー。いや、十分に嬉しいおもてなしだったんです。それは間違いありません。梅干しも、目をつぶってゴクリと飲み込みました。すっぱかったです。次回は夕飯に出た海苔にしてください!