2014年2月の読書記録

2014年03月31日(月) 17:45

本&映画の紹介

2週間も何も書かなかったうえに、まさかの読書記録(しかも2月!)という体たらくではありますが、毎年恒例の年度末マジックでエライ目にあってるところにロンドンでいただいた風邪!というミラクルが追加で今年は花見にも行けてない!!!

という悲しい事態ですが、2月の本はいずれもオススメです。暗く悲しい物語を読んで浮かれ気分の世間に反逆したいという貴方にはなんと言っても『』がオススメ。頭のいい子を育てたい親御さんたちには言うまでもなく一冊目です。

読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1875ページ
ナイス数:28ナイス

御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方 御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方
終わらせることを目的とした勉強のさせ方をしていませんか? 自分がそう習ったからと言って、そのまま覚えさせてはいない? 英語教育以前に国語教育が大事ですよ。もっと言うと日本語を使った思考訓練こそが鍵。“てにをは”や接続語を正しく使える子どもは論理的思考ができる子=算数得意。理科は身体感覚で学ぶべし。いやはや、一流家庭教師の経験則がキレイにまとまっていて勉強になります。子どもがいなくて活かせないのが残念(笑)。
読了日:2月1日 著者:西村則康

ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫) ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫)
おもしろかった。学びの途上にいる人間は“教える”機会を得ることで飛躍的に伸びる。うん、これは私の研究結果と合致する(笑)。デコとアキの同期コンビもイイですね。やはり同期という存在は貴重なのだ。ちょっとはとバスに乗りたくなりましたー。
読了日:2月5日 著者:山本幸久

ビールの科学―麦とホップが生み出すおいしさの秘密 (ブルーバックス) ビールの科学―麦とホップが生み出すおいしさの秘密 (ブルーバックス)
ビールに関するいろんな蘊蓄を学びましたが、そのうえで自覚したこと。蘊蓄なんかどうでもよくて自分はビールを飲めれば満足だということ。我が家が国に納めている酒税が、本気で、途方もなく大きな数字になっているということ。そしてピルスナービール誕生の地、チェコにはやはり行かなければならないということ。とりあえず近々、ビールごはんなるものを炊いてみようと思う。
読了日:2月10日 著者:渡 淳二(監修)

バカボンのパパと読む「老子」  角川SSC新書 (角川SSC新書) バカボンのパパと読む「老子」 角川SSC新書 (角川SSC新書)
大いなる大自然の摂理TAOを知り、感じ、そのうえで自分のあり方や処し方を考えるべしってーことかな、煎じ詰めるならば。大前提は人としてどうあるべきかという話なのだが、多くの教えは人の上に立つ者はかくあるべし、というところに発展するので人の上に立つつもりのない自分にはちょいと逸れた話が続く印象。人の上に立っている人には勉強になる良書と思います。ちなみにババ語訳だけ読めばイイので(笑)厚さ三分の一。
読了日:2月17日 著者:ドリアン助川

斬 (文春文庫) 斬 (文春文庫)
江戸時代に刀剣の試し斬り役を務めた家系が幕末という混乱のなかでどんな影響を受け、迫り来る終わりのときに向かっていかにもがき苦しんだかを描いた物語。どこまでが史実でどこがフィクションなのか線引きがよく分からなかったけれど、とにかく幕引きが悲し過ぎた。愛読マンガ『無限の住人』に出てくる山田浅右衛門は4代目の吉寛なのか…。そうなのか…。
読了日:2月26日 著者:綱淵謙錠

8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識 8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識
著者の“非専門家”としての立ち位置がぶれないのが素晴らしい。データの見方・読み方も誠実でとても安心して読める。とりあえず、睡眠時間の男女比というデータで見る限り、日本人男性諸君は他国の男性陣に比べて寝過ぎている。イクメン増えてるとは言え、まだまだですよ。それからとにかく光を、特に朝~午前中に太陽光をたっぷり浴びるんだ!それだけで睡眠の質があがる…らしい。よし。
読了日:2月28日 著者:川端裕人,三島和夫