法師乃湯を貸し切りで30分

2014年02月24日(月) 19:27

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30-MINUTE-LUXURY AT HOSHINOYU: It’s been really cold these day, so we decided to go on a trip to onsen (hot springs). Luckily, there was a room available at Tyojukan, in Gunma prefecture, which consisted of a few wooden buildings designated as a nationally important cultural property. The onsen building was built in 1895, and it’s been maintained really well to keep serving to onsen lovers. It’s a mixed bathing basically, but you would have a women-only time if you stay. And if you are really lucky, you would be able to have it all to yourself, like I was.

 

[1] 法師温泉長寿館に到着 [2] バス停は埋もれてました [3] 明治8年築の本館です

お寒うございますね。ということで温泉へ行ってきました(写真[1])。ふと思い立ち、なかなか予約が取れないことで有名な群馬県の秘湯 法師温泉長寿館にダメもとでチャレンジしたら、予約取れてしまったという素敵な展開です。大雪の後ということで無事にたどり着けるかどうかも心配でしたが、道中はビツクリするほど丁寧に除雪されていて感心しました。途中にみなかみ町営の赤沢スキー場あるから、そのおかげですかねー。心配な人はバスで行くこともできるようですが、午前と午後に2便ずつしかない(写真[2])ので、逃したときのことを思うとやはり車でのアクセスを選ぶことになるでしょう。

 

[4] 本館入り口の引き戸 [5] 左の建物が別館です [6] 部屋は広々新旧織り交ぜ

明治8年築の本館(写真[3])に入り口があります。なんの遠慮もなく寒風を中へと誘うすき間だらけの引き戸(写真[4])が風情満点でした。幸運にも空室があったのは、昭和15年に建てられた別館(写真[5]/左側の建物です)で、やはり重要文化財に指定されています。お部屋は、8畳+4.5畳くらいかな。小さい方のお部屋に荷物とか広げられて便利でした。床の間にドドンと薄型テレビを置いちゃってる割に、備え付けの電話は懐かしの黒電話という新旧織り交ぜたしつらえです笑(写真[6])。

 

[7] 法師乃湯は基本混浴です [8] 幸運なことに貸し切り状態 [9] 極楽過ぎて上がれない…

そしていよいよ肝心のお風呂です。JRがまだ国鉄だった頃のキャンペーンポスターに使われたことで有名な法師乃湯は昭和28年に建てられたこれまた重要文化財です。基本的には混浴の内湯なのですが、混浴はちょっと…という女性陣のために夜間の2時間だけは女性専用としてくれています(写真[7])。19:30頃に玉城乃湯へ入り、女性専用時間の開始となる20:00になったら法師乃湯へ移動しよーという作戦でお風呂へ向かったのですが、普通に間違えて(笑)法師乃湯に到着。素っ裸になって浴場へ続く戸をあけたら「あれ? 法師乃湯じゃん…」ってことで自分のボケっぷりに驚きつつ、「貸し切りじゃん…」ってことでそのまま入ってみることにするという素早い方針転換。しばし湯船に浸かって貸し切り法師乃湯を満喫ですよー。そして思った。コレはシャッターチャンスではなかろうか?と。風情重視で照明はかなり落としてあるため、あまりキレイな写真は撮れませんでしたが、明治28年から大切に大切に使われ続けてきた湯船の雰囲気をお楽しみください(写真[8][9])。

その後、他のお客様がいらしたのが20:10くらいでした。“温泉のごあんない”を見ると(写真[7])、男女を入れ替えるタイミングにマージンが記されていないんですよね。だから切り替わるギリギリのタイミングは避けようという心理が働くのではないかと思います。時間がきて無下に追い出されるのも嫌だし、先に入っている殿方(またはご婦人)を追い立てるようなことになるのも躊躇われる。だから10分とか15分くらいは利用者のほうで勝手にマージンを見ることになるんでしょうね…。それはつまり、切り替わり時はチャンス!ということです。現にわたしは、19:40頃から20:10頃までの約30分間、一人で法師乃湯を専有したわけで、極上でした。