幸せをもたらす?!星の砂

2013年12月21日(土) 19:54

日本発信四方山話, 沖縄

STAR-SHAPE SANDS FOR HAPPINESS: There is a popular beach with star-shape sands in Taketomi island. Many tourists were working hard to find tiny star-shape sands among all the other general ones. They are actually foraminifer remains, but people dream of achieving happiness thanks to having them.

 

[1] 竹富島の星砂浜へ [2] 砂ごとの持ち出しは禁止?! [3] 星の砂だけを持ち帰るべし

竹富島には星の砂で有名な星砂浜があります(写真[1])。正式には皆治浜(かいじはま)と言うみたいですが、浜辺への入り口に“砂ごとの持ち出しは禁止です”なる注意書きがあって(写真[2])、意味がよく分からなかったのですが、キレイな海にはお構いなしで、しゃがみ込み、砂を漁っている観光客の姿(写真[3])を見て納得。探すのが面倒だからと、甲子園球児が如く砂をごっそり袋に入れて持ち帰るのは反則!ということですね。

そうなのだ。一面の砂が全部★の形をしているわけではないのです。しかも、自分たちも含めて観光客が砂の上をふつうに歩き回っているものだから、上辺の砂は踏み散らかされ、星の形を維持しているものはなかなか見つからない。

 

[4] 星砂見本が用意されています [2] 全部が星砂なわけではない [3] 一握りに5~6粒です

そのうえ、星の砂は思った以上に小さいのでした。浜辺に用意されている星砂見本(写真[4])を見て、だいたいの大きさを頭に入れてから探し始めることをお勧めします。手の平にとった一握りの砂(写真[5])の中に5~6粒まじっているくらいな感じでした(写真[6])。

“幸福をもたらす”という触れ込みの星砂ですが、島に伝わる民話では“海の大蛇に食べられた星の子供の骨が流れついたもの”とされていて幸福とはむしろ縁遠いコワさです。しかも実体は、海藻などに付着した有孔虫の遺骸らしいのでロマンとか欠片もありませんね(笑)。