2013年11月の読書記録

2013年12月28日(土) 18:00

本&映画の紹介

危ない、危ない。11月の分をアップしないまま年を越すところだった。11月は家作業が多かった割に読書が進みましたね。断トツのオススメは『正しいブスのほめ方』です。あっ!読み終わったら貸す約束してたのに、持っていくの忘れちゃった…。1月にお持ちします。誰とはなしに…。

11月は10冊を突破。おまけに長らく読みかけだった『文明崩壊』の下巻をついに読了ですよ。ものすごい達成感。子々孫々のために少しでも地球や人類の寿命を延ばしたいとお考えの方は読んでみてください。破滅に向かってるのは、どうやら間違いないから悲しくなるかもしれないですが…。派遣の話に死刑執行人の話に嘘の話…なんかチョイスが暗かったな、全般的に。

 

読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2524ページ
ナイス数:18ナイス

 

今日、派遣をクビになった 今日、派遣をクビになった
女子の事例が少ない。一人出てきたけど、男子に比べたら緊迫感が低く、その考え方だったら底辺にいるのも仕方ないな…と思わせるダメ女子だった。中長期的な視点に欠けた人たちが多いかな。人脈に乏しいのも負のスパイラルから脱することのできない要因の一つ。あとなんと言っても運が悪い。そうやって括ったら元も子もない話になってしまうけど…。若いうちから多くの選択肢を視野に入れた準備をしよう。自分も転げ落ちる可能性ゼロではない(と思うことも準備のひとつ)。
読了日:11月4日 著者:増田明利

身のまわりの科学の法則 (中経の文庫) 身のまわりの科学の法則 (中経の文庫)
牛乳パックの容積を計算すると…955.5立方センチメートルとなって、計算上は1リットル入らない、だと? でも実際にはきっかり1リットル入っている、とな? 弾性体…聞き慣れない言葉だ。そこの小学生、冬休みの自由研究にこのネタ、使いなさい。と、息子がいたら言ってやりたいくらいに目からウロコでした。
読了日:11月10日 著者:小谷太郎

嘘の見抜き方 (新潮新書) 嘘の見抜き方 (新潮新書)
人から話を聞き出すことが仕事の一部なので、たまに、出くわすんですよね、嘘に。悪気があるわけではないけど、結果的に私を困らせてくれちゃうので、出くわした瞬間に嘘をキャッチして、その話は脇に置かなければならない。それをできるようになるためのヒントが散りばめられていました。参考書。
読了日:11月13日 著者:若狭勝

イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書) イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書)
今年、カタール絡みの仕事をしたこともあって、少し勉強しておくかーな感じで選書。歴史と宗教のところに(予想どおり)多少時間がかかる。前半が軽いノリで始まるので尚更、急にハードル上がる感じです。今後、中東諸国やイスラムの人との関わりが、庶民レベルでも増えていくと思うので、早めに勉強はじめましょ。
読了日:11月19日 著者:宮田律

正しいブスのほめ方 正しいブスのほめ方
こんな面倒な連中を敢えて褒めてやるというモチベーションは皆無だが、良好な人間関係をどうにも構築しなければならないという止ん事無き事態や環境に陥ったときに、必ずや参考になる極めて実用的な一冊。ってか、どのミッションにも該当者が思い浮かぶ…。アイツなんか、絶対に褒めてやらねーよっ(笑)。
読了日:11月20日 著者:トキオ・ナレッジ

サンタのおばさん サンタのおばさん
ふと思い立ちお友達へのプレゼントとすることにする。で、贈る前に再読(笑)。先入観は捨てて考えよう。規則でがんじがらめにならず、柔軟にモノゴトに対峙しよう。隣の芝生は青い…ように見えるだけかもよ? 自分ばかりが大変って思わないこと。でも、適材適所も大事。うん、とにかく深イイ物語である。
読了日:11月21日 著者:東野圭吾

文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)
中国は言われるまでもなくだが、まさかオーストラリアがこれほど危機的状況にあるとは思い至っていなかった…。地球規模、宇宙規模で考えたら、我々人類が栄華を誇る時代はほんの短い期間に過ぎない。でも我が子やそのさらに先に続くであろう子孫のことを思うと、その短い期間を僅かでも長くしてあげたい…と、知恵を有してしまった以上は考えざるを得ないということですね。それにしても常にフェアな物の見方をする立派な学者さんでした。見習いたい。
読了日:11月24日 著者:ジャレドダイアモンド

再会 (講談社文庫) 再会 (講談社文庫)
幼馴染み4人のぶっとい友情を軸に、23年前の事件と今の事件とがラストの交わりを目指して着実に、丁寧に解決へと向かう、読み終わってみればそれほどの驚きもなく、のめり込む理由がはっきりしないくらいの物語。いかにも小説という設定や展開の連続ですが、なんだろう?!登場人物の人間味が上手に描かれているからでしょうか、一気読みでした。
読了日:11月25日 著者:横関大

「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書) 「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)
地味に深イイ本なのだが、タイトルと中身をきちんと紐づけられる人、どのくらいいるだろうか? 売るための小細工感をタイトルに感じてしまいました…。テクノロジーの進化とイノベーションの波の中で、便利さと快適さを手にする代償として失うことになるもの…雇用。著者は56歳かー。若い人たちの将来を案じてくださっているようです。渦に飲み込まれないようにガンバローっと(若くないけど)。
読了日:11月27日 著者:楡周平

死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書) 死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)
代々続く死刑執行人の家系に生まれてしまったシャルルーアンリ・サンソンの苦悩を綴る物語。なんてカワイソウなんだ…と思ったけども、後にルイ十五世の公式寵姫になるデュ・バリー夫人と付き合っていただとぉ~!?なんだ…結構自由で楽しそうじゃないですか? ベルばらのおかげでフランス革命前後の歴史には詳しいつもりだったけど、興味深い歴史が山盛りでした。うん、ベルばらファンにオススメ。
読了日:11月30日 著者:安達正勝