ウェルカムパーティー@神流町
2013年11月12日(火) 14:45
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 群馬, モノ+コトの話WELCOME PARTY AT KANNA: Daisuke enjoyed his first try at participating a mountain trail running at Kanna, Gunma Prefecture as well as the welcome party held on the evening before the run. Local people prepared a lot of delicious foods and beverages for runners, and I was really surprised to see how much they drank even though they were to run over a long mountain trail next morning, like 27 kilometers at the shortest and 50 kilometers at the longest. This fun night with local people may be one of the biggest tips to attract runners.
ご主人様がトレラン(トレイルランニング)の大会に出場してみたい!と言い出したのはまだ暑い日のことでした。群馬県の山奥にある神流町(かんなまち)というところで、今年5回目を迎えるトレラン大会があって、大人気だし、いろんな仕掛けもエクスペリエンス的に絶対におもしろいから一緒に行こうよ…と言われ、“エクスペリエンス”という言葉にうっかり釣られて行く羽目になったのは、第5回 神流マウンテンラン&ウォークです。今日から数回に分けて、私を見事に釣り上げた神流町でのエクスペリエンスを報告します。まず最初は、大会前日に小学校の体育館を使って盛大に開かれたウェルカムパーティーについて。
事前に送られてきた入場券(写真[1])によると、わたし達のテーブルは42番です。なんか明らかに他のテーブルとは違う立地の42番です。体育館のステージ脇にある小さな出っぱり…。そう、勘のいい人はお分かりですね。普段は跳び箱やマットなどの体育用具を置いている小部屋がわたし達の席でした。メイン会場からみると、どんなに紅白幕でごまかしても除け者のテーブルです(写真[2])。中からステージを見ても、壇上の人と目が合うことはありません(写真[3])。メイン会場では、隣や後ろのテーブルの人たちとも会話が弾み、談笑の輪はみるみる広がっていたことでしょう(写真[4])。しかしわたし達のテーブルは三方を壁に囲まれています。いやまー、別にここで友達つくろうとか思ってたわけではなかったし、我々の社交力ではそもそも無理だし、ぜんぜん外れ地でイイんですけど、それにしてももの凄い阻害感でした(笑)。
テーブルの上には、地元の方々がお金と時間をかけてせっせと準備してくださったお料理の数々と飲み物が並び(写真[5])、他にも豚汁やうどん、鮎の塩焼き(写真[6])など、温かいうちに楽しみたいお料理は係の方たちが続々と運んできてくださいました。本当は各自が取りに行くのが前提なのだと思いますが、まるで“関係者席”かと見紛う42番テーブルには、主催者側も気をつかってか、いろいろと運んできてくださっているようでした。それにしても驚いたのは、翌日スタートとゴールで軽く応援するだけの私はともかく、27キロとか、40キロとか、50キロとか、しかも累積標高2,000メートルとか、3,000メートルとか、最高で4,000メートルとかいう山を走って登って降りてこようという人たちとは思えないくらいの飲みっぷり! 大宴会でした。
とは言え、翌日への悪影響を懸念してかお開きの時間は早く、18:30には閉会でした。何度か?!万歳で締めた後、残ったおこわを手際よく握って、本番の行動食を準備する通なご夫婦がいたり(写真[7])、子どもたちからの応援メッセージに返事を書き込んでいる奥様(写真[8])とは対照的に、二次会に備えて余った酒を竹筒に集める旦那がいたり(写真[9])、ウェルカムパーティーの楽しみ方も人それぞれで興味深いです。走ることはもちろん、前日から泊まり込んでの盛り上がりをこそ楽しみにしているランナーも大勢いそうな大会でした。