旅のすゝめ

2013年11月08日(金) 18:17

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 熊本, モノ+コトの話, リサーチャーの知恵袋

ENCOURAGEMENT OF TRAVELING: I believe going to various places is the best way to train myself to detect something interesting or different, and here are some Japanese expressions I have never seen before, but found interesting in Kumamoto. My next travel destination is Gunma from tomorrow for one night.

 

[1] 熊本市街でO型“大ピンチ” [2] あくまでもゴミは“一時保管” [3] 暴力団“風”の人もお断り

忘れた頃にまた熊本の話ですが、熊本市では O型の血液がかなり足りてないっぽかったです(写真[1])。“大ピンチ”のみ、やや傾げているのも、わざとじゃないとは思いますが切迫感を伝えるのに一役買っているかも。

市街から少し離れた空港近くの菊陽町をひとり歩いていたときに見かけたゴミ置き場の案内板(写真[2])。“ごみ置き場”とか“ごみステーション”とかではなく、“ごみ一時保管所”と敢えてしているのが興味深いと思いませんか? 一時的に保管するだけの場所であって、収集日の朝以外の時間にここにゴミがあってはおかしいってことをさりげなくアピールしています。“不燃ごみ”を敢えて“埋立ごみ”と表現しているところも、なにげに秀逸かも…。燃えないということは埋め立てることになりますが、“不燃ごみ”を出すときにそれを意識している人は少ないでしょう。ちょっとした表現の工夫で敢えて意識させる。うん、ウマイ。

最後は阿蘇のとある日帰り温泉施設で見かけた貼り紙です(写真[3])。入れ墨=暴力団関係者かも…ってことで利用をご遠慮いただくようにしている温泉施設は多々あると思いますが、こちらではなんと、“暴力団風の方”もお断り(笑)。瞬時に 2~3人、“暴力団風”の容貌をした知人の顔が思い浮かびました…。本当に断られるのかどうか試してみて欲しいとか思ってしまった。

住み慣れた町とは違うところへ行くと、言葉の使い方にもちょっとした違いが見られて興味深いです。最近の若い人たちはあまり旅をしなくなった…なんて話を本で読みましたが、日常生活では意識の外に置かれてしまっていることに気づく力を養うために、旅ほど効果的なものはないと私は思っています。というわけで、今週末は一泊二日で群馬への旅。行ってきまーす。