地図の読み方に夫婦差あり
2013年10月02日(水) 13:40
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, ヒトについて, モノ+コトの話STRATEGY TO READ A MAP: The maps in a nearby park are oriented to the direction we are physically facing them, which helps me to grasp the surrounding environment. It, however, seems to confuse my husband who is aware of four points of the compass when he read a map. Not sure how this difference comes from, but it may be important for both to notice we adapt a different strategy to read a map.
写真は3枚とも、江東区にある横十間川親水公園と仙台堀川公園の地図です。同じ場所を描いたものではありますが、見た目がなんとなく違いますよね? それもそのはず、地図に向かって立ったときに、自分が向いている方角と一致するように地図がコロコロ回転しているからです。
仙台堀川公園の西側の入口で見た地図(写真[1])では、“北が上”になっていますが、横十間川親水公園の中間地点にある池のほとりに設置されている地図(写真[2])は、くるっと上下に180度回転させた“南が上”の地図になっています。地図に向かって立ったときに見る方角が東の場合には、ルールに則って“東が上”の地図を示さなければなりませんが、そうすると地図が縦長になってしまい看板にうまいこと収まりません。そこで、“東が上”の地図の縮小版と現在地付近のみの拡大地図を並べて見せているのが3枚目の写真です(写真[3])。考えましたねー。
周囲の状況と見比べながら地図を見て、進む方向(方角ではなく方向です。右とか左とか)を考えられるので、個人的にはとても分かりやすい地図の見せ方だな…と思いました。しかし横にいた旦那は「分かりにくい…」とぼやいています。カーナビ使うときも必ずノースアップにするしね、彼。京都の人たちと同じように方角を意識しながら地図を読むからかな? 西のほうで育つとそうなるのかな? それとも男女差か? 『話を聞かない男、地図を読めない女』とかいう本が昔ベストセラーになったっけ…。いーや、そんな男女差、認めてなるものか(笑)。
わたしだって地図は読める。しかし、読み方が旦那とはちょっと違う。その差が何に起因するのかは分からないけれど、そういう差があるってことを知っていることは夫婦仲良くやっていくためにちょっと大事かもしれない。とか考えながら仲良く走って帰ってきたのでした。