どうぶつしょうぎで連敗中

2013年10月03日(木) 13:19

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DOBUTSU SHOGI: It is a small shogi variant for kids, and its variant with illustration by Chika Umino (author of a popular manga, “March comes in like a lion”) is the one we play every night lately. And, I have lost all the matches… The game is played on a 3×4 board with four pieces each. Each piece has dots on the sides and corners of the directions the piece can move, which is a brilliant usability design because it helps me not to worry about remembering the rule, but to focus on the strategy. The condition is the same for my husband, though.

どうぶつしょうぎってご存知ですか? 女流棋士の北尾まどかさんがルールを考案し、同じく女流棋士の藤田麻衣子さんがデザインを手がけた将棋ゲームです。盤面は3×4の合計12マスしかありません。駒は8個。4駒 vs. 4駒で戦います。81マスの盤面で40個の駒を打ち合う本将棋と比べると、かなーり小さな世界です。

 

[1] 3月のライオン9巻と付録 [2] 12マスで戦うシンプルな将棋 [3] でも奥深い。そして勝てない…

そのどうぶつしょうぎと、我が家の愛読マンガ『3月のライオン』とがコラボレーションを果たしました。マンガの最新刊(9巻)を買うと、アレンジ版のニャーしょうぎというのが付いてきます(写真[1])。イラストが猫なのはちょいと不満ですが(笑)、それはさておき、各駒には、その駒が動ける方向が赤丸で記されていていてとても分かりやすいです(写真[2][3])。色やイラストと対応づけて記憶する必要がないという、ユーザビリティへの配慮に感心せずにはいられないグッドデザイン。本将棋で言うところの王将、飛車、角行と歩兵の4種類、各1個ずつしかないんだから覚えろよっ!という感じもしなくはありませんが、将棋はほら、頭つかうから。“ルールは見れば分かる”ようにして記憶負荷を抑えてくれているのはとても有り難い。ま、敵も同条件ですけどね…。

さて、せっかくだからと気楽に対局してみたら、そのシンプルなのに奥深いゲームにビツクリです。これまでのところ5戦5敗…。うっ…、勝てない。ぜんぜん勝てない。こういうところに地頭の差が出るんだな…。悔しくて悔しくて、連夜の対局をやめられずにいます。勝つまでやめられないーーー。子どもの頃、“まわり将棋”とか、“はさみ将棋”とか、“将棋崩し”とか、頭つかわずにできる遊び将棋ばっかりやっていたことを悔やむ今日この頃なのでした。