丸の内でお抹茶を嗜む

2013年08月12日(月) 16:37

日本発信四方山話, 東京

BREAK WITH MATCHA IN MARUNOUCHI: I had been curious to try a cafe in Marunouchi, but not been brave enough to go in by myself. One day when I was with my mom who’s a certified tea master, I made a brave try. It turned out to be a bit expensive 5-minute-experience with Matcha, though it was really tasty. It is a recommended cafe for non-Japanese visitors, but I have to learn more about Japanese art of tea ceremony.

先週からのお茶つながり。春に母が上京した際、丸の内仲通りに少し前から暖簾を下げるようになった一保堂茶舗の喫茶室 “嘉木”に勇気を出して入店してみました。母は茶道を嗜んでいるので、一緒なら私がかく恥も最低限に抑えられるかと思ったりなんかして…。

 

[1] ランチよりも高いお抹茶メニュー [2] かなりお上品に振る舞われる [3] 庶民にはテイクアウトかな?!

せっかくなのでお抹茶でもいただいてみようかと思いながら、メニュー(写真[1])を見て固まりました。おいおい、さっき食べたランチより高いじゃないか(笑)。とりあえず“濃茶”と“薄茶”の違いが分からない…。母の解説を受け、お財布とも相談した結果、明昔(“さやかのむかし”と読むらしい)の薄茶に決定。つまりお抹茶の中では一番安いヤツです。注文を取りにきた店員さんに「明昔をください」と言ったら、「おこいになさいますか?おうすになさいますか?」と問われ、「おこい?おうす?何それ?そんな単語、私の辞書にないし…」とか思いながらテンパってたら、母が「おうすで」と即答。カッコイイぞ、母。冷静になれば濃茶のことを“おこい”、薄茶のことを“おうす”とお上品に表現しているだけだと分かるけど、そんなお上品な世界は私の縄張りじゃない。断言しとく。

しばらくしてお抹茶とお菓子登場(写真[2])。「本日のお菓子は京都●●●の★★★でございます」と出されたけど一つも覚えられなかった(笑)。聞き返してメモを取るのも恥ずかしいのでスルーしてみました。今年一番の華麗なスルーだった。

スターバックスラテを3杯は飲めそうな価格のお茶とお菓子は5分と経たずに私の胃に収まり、すっきりと片付いたテーブルを前に長居するのは極めて憚られる雰囲気。この喫茶室は、急須で給されるお煎茶やお番茶をオーダーしないとゆっくりできないことが判明しました。お抹茶のテイクアウトがなんともリーズナブルな価格(400円)で提供されているようなので(写真[3])、お抹茶をテイクアウトして外のベンチでまったりするというのが庶民に相応しい楽しみ方かもしれません。でも外国人のお客様にはウケそうな喫茶なので、誰か来たら連れてっちゃる。でも、なにか質問されても答えられないのが難点か。そこは店員がなんとかしてくれることを期待しよう。