UXSGの発表オスソワケ (1)
2013年07月02日(火) 16:04
UXいろいろ, アジアのそこここ, イベントの話, シンガポール, リサーチャーの知恵袋WHAT I LEARNT FROM UXSG (1): What I was disappointed about UXSG was most speakers or talks were based in the US or Europe, and there was little coming from Singapore or other Asian countries as I expected. It, however, cannot be helped as the conference targeted to educate the Asian public regarding UX. Its next or after the next conference would be different, I hope.
UXSG Conference 2013に行ってきました。UPAもUXPAに名称変更したりして、UX熱があがり続ける様相の業界ですが、アジアでいち早くUXカンファレンスを開いてきた中国や香港に多少の遅れをとりながらも、シンガポールで遂に第一回目の開催です。ちょっとアジア各国の動勢でも探ってくるか…くらいのノリで行ってみましたが、発見あり、失望あり、驚きありで、それなりに充実した二日間でした。日々の業務に追われるばかりではなく、たまに学びの場に行ってみるのはいろいろな意味で大切ですね、やはり。とりいそぎ、備忘録も兼ねて学会の様子を書いておこうと思います。
会場は、Buona Vista 駅からすぐのところにあるThe Star Performing Arts Centre(写真[1])。この奇妙奇天烈な形のおかげで中の動線が分かりにくいという難点は避けられない感じでしたが、吹き抜けが多いおかげで見渡しがきき、迷いにくいことと、冷房でキンキンに冷えた学会会場(写真[2])からドア一枚抜け出せば暖かいという安心感(長いこと居ると暑いけども…)が良かったです。
午前中に Keynote talk を4本聞いて、午後からは、4つ企画されている Workshop の中から一つを選んで参加するというシンプルなスケジュールも悪くなかったです(写真[3])。ちなみに Keynote のスピーカーがそのまま Workshop の講師を務めるので、本当なら Keynote を聞いた後でどの Workshop に参加するか選びたいところですけども、やはりオーガナイズの都合でそこは事前登録制という…、まー、仕方ないですね、コレは。講師するほうにしてみたら、Keynote の喋りと Workshop の仕込みの両方をいっぺんに準備しなければならないわけで、たまに教える側に立つことのある身としては、そんな自殺行為はぜひご遠慮申し上げたい(笑)。それを喜んで引き受けてくれるスピーカーを8人も集められたのは、Chairman の人望と尽力によるものであろうかと。
そんでもってその8人のスピーカーによる Keynote がどうだったのか…は、明日個別に書くことにしますが、全般的な話としてガツカリ感が否めなかったのは、欧米人のスピーカーによる欧米の話が中心だったことです。せっかくアジアで開催するのだから、もっとアジアの話が軸になることを期待していました。でも考えてみたら、第一回目の開催です。シンガポールと周辺アジア諸国からの参加者に対してUXの意義や事例を紹介し、啓蒙していこうというのが狙いになってまったくおかしくありません。そうだ…、むしろ私の期待が間違っていました(笑)。次回や次々回も同じ感じだったら Chairman に苦言することにしよーっと。でもなー、二回も三回も行く気になるかな、シンガポール(すでに今回三回目だし…)。