集中力は視野を狭くする?!

2013年05月29日(水) 12:51

UXいろいろ, 本&映画の紹介, サインやUIの話, ヒトについて, モノ+コトの話

CONCENTRATION CLOUDS OUR FIELD OF VISION: When you tap the upper edge of the screen, menu items appear at the upper edge, AND all the four information regarding the reading progress appear at the lower end of the screen. I finally recognized that I didn’t need to go through the menu to check those data. Good usability, only when you notice it, though it took me a while to notice it because my eyes and brain were trying to concentrate on the changes at the upper edge.

Kindle での読書、ぼちぼち楽しんでいます。旅行のときはやはり重宝しますね。重さがあって場所もとる本を何冊もスーツケースに入れる必要がなくて。それに、以前紹介したとおり、章を読み終えるまでの時間や本を読み終えるまでの時間を目安とは言え教えてくれるのはとても便利です。できればその両方をいっぺんに見られるとより便利なんだけどな…とか思いながら、普段は“章を読み終えるまで”の時間を表示するように設定し(写真[1])、一冊読み終えるのにあとどのくらいかな…と気になったときは、画面の上端をタッチしてメニューを表示し、設定画面へ遷移して、読書の進捗状況の選択を変更して…と、なかなかの手数を打って、本を読み終えるまでの時間を確認したりしていました。

 

[1] Kindle にて読書中 [2] 画面上端タップでメニュー表示 [3] 下端にも情報が出るとは思わず

ですがこのたび、晴れて!と言いますか、やっと!!!!!気づきました。画面の上端をタッチしてメニューを表示させたとき(写真[2])に、画面の下端に“読書の進捗状況”を示す4つの数字がすべて表示されている(写真[3])ということに、ほんと、今さら気づきましたとさ(笑)。いちいち設定切り替えてた私、アホやな…。

いやしかし、メニューを開くつもりで上端にタッチし、表示されたメニューの意味をいち早く理解して次の操作へと移ろうと考えている私の脳と眼は、とうぜん視野に入っているはずの画面下端の情報をかくもあっさりと見逃すわけでして、集中力は視野を狭くするということを体感…とかなんとかそれっぽく認知の話にすり替えて自分のアホさ加減を誤魔化そうとしているところなり。