部屋は広いがグラスは小さい
2013年03月14日(木) 13:06
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 石川, モノ+コトの話SPACIOUS ROOM WITH TINY GLASS: We were lucky to have such a spacious corner room at Kagaya, and we especially liked having an extra small room which will never catch someone else’s attention, because we were allowed to unpack our luggage as messily as we like. We somehow went through a sequence of welcome by Nakai-san (person who serves the guests), and finally relaxed having a glass of local beer, though the glass was really small for drinkers like us.
加賀屋では雪月花の一般客室にお泊まりしました。予約は能登渚亭だったのですが、アップグレードしてくださったようです。しかも角部屋でした。窓の外には能登の静かな海がイイ感じに広がってましたが、写真には上手に撮れませんでした(写真[1])。でも、お部屋の広々感は伝わるかと思います。広すぎる居間と、その横に掘りごたつを設置できてしまうくらいの広縁が続いています。
広縁の左手奥にはもう一つ小さな和室がありまして、そこから広縁のほうを見ると写真[2]のような光景になります。お上品な鏡台とか置かれていまして、せっかくだからと普通なら鏡台の前でお化粧とかするんでしょうが、わたしは使いませんでした(言わんくても分かるって…笑)。この小さな和室は、仲居さんや布団の上げ下ろしをしてくれる係の方の目に触れることが絶対にない空間なので、荷物をだらしな~く広げるのに最適です。
だらしなくと言えば、居間の座卓の上がすでにとっ散らかっていますが、これは部屋に案内してくれた仲居さんによる館内の説明やお抹茶でのおもてなし、浴衣の準備やらが次々と続き、そういう場に慣れていない我々はただじっと聞いていることができず、手元にあった冊子を開けたり閉めたり、お茶菓子食べたり、仲居さん早く引っ込まないかな…とか思いながらいじり倒していたらこうなったという光景です。仲居さんが引っ込んだら卓の上を片付けて写真を撮ればイイのは分かってますが、私、めんどーなこと嫌いですし、お抹茶にお煎茶に、加賀屋オリジナルのお茶菓子に…よりも何よりも欲していた金沢百万石ビール(写真[3])まで卓に並ぶ前にギリギリ写真を撮れて良かったです。
ちなみにグラスは、冷蔵庫に入れてくださっていて気が利いていました。われわれの不満は、そのグラスが小さすぎることです(笑)。