雪駄クリップ

2013年03月19日(火) 15:57

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 石川, モノ+コトの話

SETTA CLIP: At a Japanese hot spring inn, we put on slippers to walk around inside of the inn. Many people don’t care about the fact the slippers are mixed up with someone else’s, but I do. The inns we stayed in Noto offered a clip to be sure which pair of slippers is mine. As the clips don’t look elegant, its visual design can be improved, but I really liked the idea of having the clips.

温泉旅館に泊まったら、大浴場やお食事処でスリッパや雪駄を脱ぐことが往々にして求められます。プチ足裏潔癖症の私は、裸足で履くスリッパや雪駄が他の誰かが履いてきたものと入れ替わるのがかなり嫌です。

 

[1] 雪駄クリップが用意されてます [2] 私の雪駄をマーキング [3] 使うかどうか選べるのも良い

だから、雪駄クリップ(写真[1])を用意してくれていた加賀屋虹と海にはちょこっと感激しました。クリップで雪駄の鼻緒を挟み(写真[2])、番号札を羽織のポケットに入れてなくさないように保管します。それだけ。ちょっと見た目がアレ…なので、加賀屋のような高級旅館には不釣り合いな感じもしますから、見た目デザイン的には改善の余地がありそうですが、私の雪駄を他人に履いていかれないようにする仕組みとしては上々です。利用者が、使うか使わないかを自分で選べるというのもイイですね。

ちなみに利用状況は、80%強という感じでしょうか(写真[3])。「このクリップ、面倒くさっ」とか言いながら利用しているおばちゃんがいて、「だったら使わなければイイのにどうして使うんですか?」と、危うくインタビューしてしまいそうになりましたが思いとどまりました(笑)。