ローカライズは慎重に
2013年02月01日(金) 15:50
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, モノ+コトの話BAD LOCALIZATION IMPAIRS LOCAL TRUST: It took a long while for me to get a commercial invoice form on FedEx homepage. It is categorized as a “what’s new” in the news topic. Serious? FedEx is a worldwide leading logistics company which we rely on a lot. I know the localization of its website is not its primary service, but it should be localized as well enough as possible to establish credibility from the local market.
FedExを使って、アメリカに荷物を送る羽目になりました。で、FedExのホームページでコマーシャル・インボイスという通関書類を作成したかったのです。ただそれだけ。なのに、FedExのトップページから、インボイスのフォームがあるところまでたどり着くのに小1時間かかってもーた(笑)。
ホームページ(写真[1])の左側にかなり目立つ感じで“便利なオンライン機能”が並んでいて、そのトップに“出荷書類作成”というのがあります。そうそう、わたしが作りたいのは出荷に必要なインボイスだから、入口はここで間違いなし!と自信たっぷりに中へ遷移しますよね。するとログインないしは、アカウントの開設が求められます(写真[2])。「いや~、インボイスの作成は登録とかしなくても去年はできたのにオカシイな…」と心の中に暗雲が立ちこめてきますが、“出荷書類作成”という入口には自信があるため、なかなか最初の戦略から見直すという思考が生まれません。
結局ギブアップしてカスタマーサービスに電話してしまった。悔しい(笑)。正しい入口は、ホームページ(写真[1])の右端にある“ニュース”というカテゴリーの中の“日本の最新情報”でした…(写真[3])。インボイス作成フォームのどこが最新情報で、どこがニュースなん? あり得ない。
毒づいたついでにもっと書くと、アカウントにニックネームとか付けられなくてイイ(写真[4])からWebサイトの全般的な見直しを望みます。「名前に間違った文字があります(写真[5])」というエラーメッセージは不親切ではないですか? ラベルが日本語だったら日本語で入力するっつーの。何を隠そうこのフォームもツッコミどころが満載だが、キリがないのでこのくらいにします。最後はタイポ。“アカウン・トナンバー”になってます…(写真[6])。こういうミスは、企業として恥ずかしいと思う。