ラベルを改善できる宿

2012年11月07日(水) 18:59

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 北海道, 徳島, サインやUIの話, モノ+コトの話

GREAT LABEL WITH ARROWS: B&B in Touro, East Hokkaido, provides a great label to tell the below space is for slippers. You can see another label without arrows ((black letters with transparent background)) on the right side of the eye-catching label with arrows (white letters with black background), which means the B&B owner noticed the previous label  didn’t work well. I think this is a great observation, and fantastic improvement.

下足入れに後付けするラベルの書き方や貼り付ける位置を間違えると、情報がとっても伝わりにくくなるという話を、徳島県で利用した旅館の例を使ってご紹介したのを覚えておられますか?…なんつって。覚えてるわけないですね、書いた本人しか(笑)。

 

[1] ↓スリッパ↓ラベルに注目! [2] カエル好き?!のご夫婦です [3] お部屋からの景色も上々

夏に釧路の隣町、塘路というところで利用した釧路湿原とうろの宿の玄関で、脱いだ靴を下足入れに置こうとしたら、もー、わたしのブログを読んだとしか思えない工夫の施された後付けのラベルを発見です(写真[1])。そうそう、こうして“このラベルの下↓の段がスリッパを置くところですよー”って書けば、迷わないですよね。黒テープに白抜きで“↓スリッパ↓”と書いたラベルの右に、透明テープに黒文字で“スリッパ”と書いたラベルがあるの、分かりますか? おそらく、当初はこの↓抜きのラベルだけだったんだと思います。写真の状態はクツがほとんどなくてスリッパがズラズラっと並んでいるから、見りゃ、分かるだろ?という感じですが、スリッパが出払っていたり、誰かが間違えてクツをスリッパの段に置いてしまったりしている状態だと、後に続く人はきっと迷うはずです。そのためのラベルです。そのラベルをより分かりやすく改善することのできたとうろの宿のご主人(または奥様)は私と同じカエル好きらしく、宿のリビングルームにはカエルがたっくさんいましたー(写真[2])。

B&Bというか、民宿というか、そんな感じのお宿なのでホテル的なものをお求めの方にはオススメできない宿です。部屋にはベッドくらいしかありません。でも窓からの景色は上々でした(写真[3])。しかしカヌーツアーとかもやってくれるアットホームなところです。わたし達も、こちらのご主人に釧路湿原でのカヌーをご案内いただきました。これからの道東は寒さが厳しくなりますが、厳冬だからこその景色が見られるところでもあります。丹頂鶴とか、雪の中で見るほうが美しかったりするしね。いや、もっと暖かいところへ渡りなさいよ…と言いたくもなりますが(笑)。冬は冬なりの素敵があるのは確かです。オーナーご夫婦も素敵な方々ですので、釧路湿原へ行かれる方はぜひ、とうろの宿、ご検討ください。