使い方はリモコンに書こう

2012年10月06日(土) 18:49

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 北海道, サインやUIの話, モノ+コトの話

HOW TO USE A CEILING FAN: I guessed, upward in summer and downward in winter, to circulate the warm air in the room to gain comfortable room temperature. I was wrong, and the opposite was the right answer. If I was the hotel owner, I would provide information how to use the fan on its remote controller, as it contains only 3 buttons and have very much extra space.

知床ヴィラホテルフリーズからもう一つ。天井ファン(写真[1])のお話。

 

[1] 天井ファンが回ってます [2] 天井ファンのリモコン [3] リモコンに使い方を書いて!

日本だと馴染みが薄いですが、エアコン使うほどじゃないよね…という過ごしやすい夏を迎える地域ではよく見かける天井ファンです。アメリカはパロアルトで暮らしていた頃のアパートにも、ダイニングテーブルの頭上に設置されていました。ファンも要らないほど涼しかったのでほとんど使わなかったのですが、たまに回すと風より先に埃が舞うっていう厄介な代物でした(笑)。

夏場、ごく稀に暑くなってしまった日の換気効率を上げるために、冬場は燃料を使って部屋を暖めるときの効率を上げるために、活躍するであろう天井ファン。わたし達が知床ヴィラホテルフリーズに滞在した日は、まさに“ごく稀に暑くなってしまった日”でして、わざわざ北海道まで行ったのに熱帯夜という有様でした。で、エアコンはありませんから、至る所の窓を全開にして(網戸付き…当たり前。そうじゃないと虫さされで死ぬ)、ファンを力いっぱい回します。いやしかし、最近のファンは風量だけじゃなく、風向も選べるっていうから悩むじゃないですかっ(写真[2])。風向は上向きか下向きのいずれかです。真夏の暑い日。暑い空気をどんどん上に逃がしたいから上向きだろー。冬場、暖かい空気がどんどん上に行ってしまうから、それを吹き下ろすっていう感じで風向は下向き。わたし的な理屈だとそうなります。夏は上向き、冬は下向きね。

で、正解は…逆でした(写真[3]/案内が至極よみにくい点については私の責任ではありません)。いやー、思いっきり逆向きに回して寝た分、上乗せで暑かったっすよ(笑)。寝る前に案内を読むべきでした…。

リモコンに、「夏は下向き、冬は上向きに回すと快適です」って書いたの貼っておいてくれればイイのに。どうせボタン3つしかないんだし(笑)。いやもっと言うと、「暑いときは下向き、寒いときは上向きにご利用ください」でも良い気がする。サーキュレーター的な役割を期待していたけれど、どっちかというと扇風機な感じなのかな>天井ファン。寒冷地で生きていくのって難しいですね(かつて生きていたはずですけども…)。