アートアクアリウム2012

2012年10月01日(月) 18:52

日本発信四方山話, 東京

Art Aquarium 2012: On the very last day of the event, I found some spare time to visit the Art Aquarium, which offers a visional space and atmosphere with many kingyo (goldfish) including some rare kinds, though it was so crowded that I was not able to come closer to any of them. What I was most impressed with is the family emblem which is newly designed for the producer.

夏の涼を感じさせる“金魚”にスポットをあてた『アートアクアリウム展2012』にも、開催最終日の夕方に滑り込みました。そんな熱烈に行きたかったわけではなかったけれど、なんか大好評らしかったので仕事帰りにフラフラっと。したっけ激混み。長蛇の列をグッと堪えて並び、チケットを購入して会場に入ってみたら、もう水槽にへばりつくようにして金魚を愛でている…というか、金魚を美しく撮ることに全神経を集中させるにわかカメラ小僧たちが(本気でしたらスミマセン…)なかなか水槽から離れてくれないので全然近くで見られないっていう、まー、そんな私もにわかカメラ小僧の一人なんですけども。

 

[1] 大量の金魚が詰め込まれてた [2] 正面から見るとオモロイ顔 [3] 紋章上絵師デザインの家紋

会場入りしてすぐの辺りには、地金とか、土佐金とか、ナンキンとかいう普通はお目にかかることのできない高級金魚たちが一人部屋ならぬ一匹水槽(二匹とかの場合もありました)をあてがわれ、優雅に泳いでおられました。しかし先述のとおり、まったく近づけないのであっさり諦めて、わたしは名もない金魚たちがごっそり詰め込まれた少し大きめの水槽まわりをウロウロ(写真[1])。ちょうど『魚は痛みを感じるか?』というマニアックな本を読んでいるところだったこともあり、魚は狭さを感じたりしないのだろうか?とか、魚って正面から見ると面白い顔~(写真[2])とか思いながら、人混みをかき分けかき分け、大物展示を後方からチラ見して、1,000円分の鑑賞終了。

一番素敵だったのは、アートアクアリウムのプロデューサーである木村英智氏のために、由緒正しき紋章上絵師(もんしょううわえし)三代目の波戸場承龍氏が作成したという木村家の家紋(写真[3])ですね、ズバリ。波戸場さんを紹介するパネルには誤字があったりして笑えたけど、個人の家紋、なんと50,000円で新たにデザインしてくれちゃったりするらしい。Swarovskiのクリスタルを使って家紋を着物などに入れることもできるとな…。うーん、ちょっと魅力的かも。いやしかし、自分ちの家紋がどんな柄かとか、実は知らなかったりしますけどもね…(笑)。